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【お悩み相談】もっと自分の好きなことをしてみたい

NY在住9年目 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。

今日は”ココロノマルシェ”に寄せられた、ゆあさんのご相談に
お答えします。

⇩こちらがご相談です

私は20代後半の女です。
高校時代にSNSで出会った異性に対して蛙化による吐き気が起こり、1年ぐらいでお別れしたのですが吐き気や体調が良くなりませんでした。
それどころか学校に通うことも難しくなり転校した通信課程で卒業しました。

それが原因でアルバイトや仕事も出来なくて、体調が良くなったらもっと色々出来るのになぁと思ったりしますし、後は親がかなり過保護なので、出かける際も隣町や隣の市の場所がルーティンになり、他の世界を知ることが中々難しい部分があります。

県外や旅行に一人で行きたいと言っても、私は体調が悪くて働いていないので、自分のお金で出しなさい。
や、未接種だからコロナにかかったら大変なのはあんたなのよ!と言われたらそれ以上強く言えなくなってしまいます。

心配してくれるのは分かってるし有り難いのですが、どーも時代遅れだなとも感じます。
仲の良い親友は地方から離れ東京にいて、私とは違い色んなことをして羨ましく思っています。

県外や旅行に行きたいのも親友が誘うから行きたいのかもしれません。
質問がとっ散らかって申し訳ないのですが、とりあえず体調がもっと良くなるにはどうしたら良いでしょうか?
それとも親との関係なのか恋愛問題なのかはっきりしたいです。

ゆあさん

ゆあさん、ご相談ありがとうございます。
10代の後半から、10年近く体調の悪い状態が続いているとのこと、
本当に辛く、もどかしいことと思います。

ゆあさんは、どのようなことに興味がありますか?
県外に行ってみること、旅行に行くことの他に、体調が回復したら、
どんなことをやりたいですか?
家で過ごす時間、体調が比較的良いときは、どのようなことをして
過ごされていますか?

本を読むことが好きな人もいれば、絵を描くことが好きな人もいたり、
映画や音楽をこよなく愛する人もいる。IT関連に興味がある人もいれば、
心理学、経済学、語学など、可能性は多岐にわたると思います。

なぜこのようなことを聞くかというと、これをやりたい、という純粋な思いが、回復の原動力となることもあるからです。

ゆあさんは好奇心が旺盛で、きっと沢山やりたいことを思い描かれている
ことと思います。魅力的で、優しく素敵な女性に間違いありません。
体調が回復し、思うように活動できる日が1日も早く来るようにと願いを込めて、回答させていただきます。



>とりあえず体調がもっと良くなるにはどうしたら良いでしょうか?

ちなみに、体調について医者の診察を受けていらっしゃいますか?
もしもまだでしたら、体一度医師に相談されることをお勧めします。

私の回答では、ゆあさんのこころの面で、このような見方もあるかも
しれない、という点で回答させていただきます。

>それとも親との関係なのか恋愛問題なのかはっきりしたいです

吐き気や体調が悪くなった原因は、最初は恋愛問題にあったようですね。
しかし、現在までゆあさんの体調がなかなか回復されていないことには、
いくつかのことが影響しているかもしれません。

高校時代にSNSで出会った男性に対する感情が、完全に癒やされていない

今でもその男性のことを思い出すことはありますか?
そのとき、怒り、嫌悪、恐れ、など、ネガティブな感情の起伏がありますか?

もしもそうであれば、ゆあさんの心の中に溜まっている、彼に対するネガティブな感情を吐き出す必要があります。なぜなら、そのような感情が、
ゆあさんが前進していくことを妨げる可能性があるからです。

具体的には、彼に言いたいことをひたすらノートに書き出してみてください。スッキリするまで、繰り返し何回も。

彼のことを、感情的に共感することができるくらいになるまでです。
彼はこうするしか方法がないくらい、しんどかったんだなぁ、
私のことが好きだったんだなぁ、という感じです。

この中でまた不満や怒りが出てきたら、そのご自分の感情を、再びスッキリするまでノートに書く出してみてください。

最終的に、ゆあさんがこの彼に、心の中でありがとうと言える状態になるまで、続けてみてください。この彼に会えて良かったと、感謝できる状態です。そのとき、ゆあさんは彼に対する感情から解放されて、彼を許すことができるからです。ご自分の学びや成長に気づき、その気づきが、ゆあさんの人生を変える力となるからです。

事実は変えられませんが、その事実をどうみるか、という真実は変えることができます。

過保護な環境

>心配してくれるのは分かってるし有り難いのですが、どーも時代遅れだなとも感じます。

働かなくても衣食住が満たされて生活できるのは、ご両親のサポートのおかげですね。誰もが皆そのようなサポートを受けることができるわけではないので、ご両親には本当に感謝ですね。

>未接種だからコロナにかかったら大変なのはあんたなのよ!と言われたらそれ以上強く言えなくなってしまいます。

確かに、ご両親はゆあさんのことを守ろうと心配されているのですよね。
一方で、最近はコロナの危険もだいぶ低下したので、普段とは異なる環境を訪れてみることは、ゆあさんにとってもリフレッシュとなるかもしれませんね。刺激を受けることで、新しい発見をしたり、意欲が生じるかもしれません。

安心して暮らせる環境、守ってくれる家族がいる、というのは本当にありがたいことです。一方で、人は差し迫った必要がないと、なかなか動き出さない、ということもあるものです。火事場のくそ力って、言いますよね。

もしかしたら、ゆあさんの恵まれた環境ゆえに、体調が回復しても、ゆあさんの自立が遅れてしまう可能性も考えられます。

そこで、今できることとして、ゆあさんの体調に無理のない範囲で、小遣い稼ぎ、旅行代稼ぎ程度に仕事を見つけてみることはいかがでしょうか?

コロナ禍以降、オンラインで対応できる仕事も増えているので、
ご自分の興味、能力、スキルに合う、小さな仕事から探してみることを
最初のステップとして考えてみると良いと思います。

ゆあさんはどのような分野の仕事に興味がありますか?
どのようなことにチャレンジしたいですか?
何か勉強したいと思っていることはありますか?
どのようなことが得意ですか?

周りとの比較

>仲の良い親友は地方から離れ東京にいて、私とは違い色んなことをして羨ましく思っています。

20代といえば、親から自立して自由になり、仕事、恋愛など、人生で様々な新しいことを経験する時期ですよね。

その貴重な20代を、やりたいことをすることができず、我慢して過ごされたゆあさん。一方で、親友や周りはどんどん新しい経験をして、飛び立っていく。自分だけ取り残されたような、疎外感を感じていませんか?

そのような気持ちが強くなると、他人軸で自分を見るようになり、
焦りや無価値観に襲われてしまうことがあります。それが精神的にも
ネガティブな流れを生じ、体調の回復を鈍らせる可能性があります。

他人と比較せず、ゆあさんだけの貴重な人生。
残りの20代後半と、これからの30代が最高のものなるように、
ゆあさんが既にもっているもの、ゆあさんができること、
ゆあさんの長所、価値、にフォーカスして、考えてみませんか。

ひとりで考えていると、息詰まることもあるかもしれません。
カウンセラーと一緒に取り組んでいくことも大きな助けとなるでしょう。


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ご相談ありがとうございました。


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こちらよりお問い合わせください。

心理カウンセラー・コーチ
平野さき



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