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【お悩み相談】 幸せになりたい、でも、わからない


NY在住 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。

私の住む米国ニューヨークでは、
秋、いや、冬(気温16℃)、そして大雨で地下鉄や道路閉鎖、
と、先週は散々の天候でした。
一方、来週は25℃を超える、夏に逆戻り。
寒暖差の激しさにもだいぶ慣れてきました。

本日は、ココロノマルシェ に寄せられた下記のお悩みに回答します。

皆様、こんばんは
人に嫌われるのが怖く、いつも人目を気にしながら生きてきました。
いろいろなものを通じる内にもう頑張りたくない、一生楽してたい、
という自分がいて。そんな自分を許せるようになってきました。

しかし、もっと幸せに、とか。
自分らしく生きる、という話題になった時に、幸せのために頑張ろう、
とか、自分をよくしようとか思えないのです。
思い返すと、私の両親は父はあまり私に興味がなく、母は過干渉気味で言語能力に乏しくヒスを起こす傾向もあり。。
頼っても無駄だな、と悟っていた節があります。
昔から頑張っても報われない。期待したってどうせ私の望みなんて誰も叶えられっこない。そう思って周囲をバカにしています。
そういう思いを抱えていたせいか、今更幸せにとか言われても、とも思うし。
今まで苦しい思いで1人で頑張って来たのに、癒しとか幸せとか言わないでよ!という強い悲しみに襲われます。

その一方で人の優しさに触れると涙が止まらなくなったり。寂しさと甘えたい気持ちでいっぱいだったりもします。

今現在、何もしたくない、と虚しい毎日を紹介していくだけの日々です。
もっと楽に生きられるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

mさん、

ご相談ありがとうございます。
いつも人目を気にしていたのに、
今はもう頑張りたくない、頑張らなくていいんだ、
と自分を許せるようになったとのこと。

これは、mさんにとって、とても大きな変化ですよね!

自分を認めることができるようになったというのは、
自己肯定感が強くなってきたということです。
まずはそんな自分を、しっかり褒めてあげてください。


自分は誰にも認められない、という思い込み

今まで苦しい思いで1人で頑張って来たのに、
癒しとか幸せとか言わないでよ!
という強い悲しみに襲われます。

自分はこんなに頑張ってきたのに、報われなかった。
だから、これからも、どんなに頑張ったって、幸せになれる訳がない。
そう感じてしまうのも、無理はありません。

思い返すと、私の両親は父はあまり私に興味がなく、母は過干渉気味で言語能力に乏しくヒスを起こす傾向もあり。。
頼っても無駄だな、と悟っていた節があります。

子供にとって、親は唯一の頼れる存在。
しかしその親に頼れない、助けてもらえない。

だからmさんは、これまで自分の力で、
一生懸命頑張って生きてきたのですよね。
その中で、自立して生きる力を身につけてきました。

同時に、自分の殻に自分を閉じ込めて生きてきたのかもしれません。

そう思って周囲をバカにしています。

両親だけではなく、友人や周りの人に対しても、
どうせ助けてくれないのだから、と冷めた視線。

”周囲をバカにする”、その奥底には、
自分の思いが叶えられないことに対する反抗心、mさんの怒り、
が隠されているのかもしれません。

そして、”怒り”という感情の奥には、”不安”が常に隠れています。

昔から頑張っても報われない。

自分が誰にも認めてもらえない、
そんな不安が常にmさんの心を支配していませんか?

こんなに頑張っているのに、どうしても誰にも認めてもらえない。
そんな、どうしようもないmさんの不安が怒りというかたちで、
親や周りの人たちにぶつけられているのかもしれません。


自分の殻を抜け出す


mさんにとって大切なことは、
自分の殻から抜け出してみること
です。

自分は誰にも認めてもらえない、という思い込みから
自分を解放してみませんか。

そのために、まず、自分の思いをオープンにしてみること。
見返りを期待せず、周りの人にシェアしてみること。

今のmさんは、何も行動を起こさずに、
相手が自分の思いを理解してくれるのを
待っている状態です。

自分はこれだけ頑張っているのだから、
周りもわかってくれるだろう、
そんな気持ちがありませんか?

自分の思いは、言葉にして伝えないと
意外とわかってもらえないものです。

例えば、仕事でよくある場面。
自分は人よりもこれだけ頑張っているのだから、
上司も認めて、次の査定で昇進させてくれるだろう、
と期待していたとします。
しかし、翌年も翌々年も、昇進が起こらない。
一方で、同僚がどんどん昇進していく。

なぜ彼女は昇進できないのでしょうか?

それは、彼女が昇進したい自分の考えを上司に伝えていない、
ということが考えられます。

上司だって忙しいので、そべてを見ている訳ではありません。
自分の成果は自分で伝えなければ、わかってもらえないこともあります。

また、上司は彼女が昇進したいことを知らないかもしれません。
さらに責任を負うよりは、現状のままでいたいと思っているのかもしれません。

一方、彼女が昇進したい気持ちを上司に伝えていたとしたら。
例え昇進に必要な能力がまだ欠けているとしても、
上司と話し合うことによって、
どこを伸ばせば良いか、とビジョンを得ることができます。
それに基づいて、前に進むことができます。


自分の思いを表現する

mさん、まずは、自分の思いを伝えてみることから始めませんか?

いきなりご両親に伝えるのは抵抗があるかもしれません。
話してもどうせ無駄、と思っているかもしれません。

焦らずに、少しづつで結構です。
ご両親は、mさんがもっと甘えたかったことを、
もしかしたら気がついていなかったのかもしれません。

ご両親にも事情があって、ご両親なりに精一杯だったのかもしれません。

ご両親に対するわだかまりを取り除くことは、
mさんにとって大切なステップです。

いきなり直接伝えることは難しいかもしれません。
まずはノートに自分の気持ちを書き出してみることから始めると良いでしょう。

自分の気持ちが整理できた上で、
少しずつ、自分の気持ちを言葉に出して伝えることに
取り組んでみましょう。

興味があること、やってみたいこと、
を友人、同僚、上司などに伝えてみることも良いでしょう。

それによって、思いもかけない
フィードバックを得られたり、
新しいきっかけが生まれるかもしれません。

自分のことを客観的にみることは、とても難しいです。
周りからのフィードバックで、
新たの自分を発見することがよくあります。

自分の殻から抜け出すことによって、
mさんの世界はどんどん拡がっていくのです。

そうすると、自然と、
自分が本当にやりたいことが見えてくると思います。
幸せになるために、自分はどうしたいか、
が見えて来るのです。

自分が周りと繋がることによって、
自分は誰にも認めてもらえない、という思い込み
から段々と解放されていきます。

自分の良いところを発見し、
小さな自信が積み重なると、
段々と希望が出て来るでしょう。

mさんは、たくさんの良いところを持っているはずです。
自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先する優しさ、
一人で一生懸命頑張る力強さ、

他にも、たくさんの良いところがあるはずです。

そんなmさんが、
さらに輝いて、毎日を楽しく生きていくことができるように、
応援しています。



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心理カウンセラー・コーチ
平野さき



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