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アプリを入手して「統合」する。自分が選んだAndroidアプリ

統合、というのは実に面白い。

文字も絵も動画も全て一つの画面で見ることができる、その場ですべて編集もできる、何でもできるパソコンやスマートフォンは、まさに「統合」の象徴とも言える。

そもそも「統合」とは「二つ以上のものを合併して一つにまとめること」とある。パソコンのソフト、スマートフォンのアプリはまさにそれだ。
それぞれは単機能だが、集めることで自分の好きな形にする。単機能の集合体によって自分なりの統合を作る、それを構築するのがアプリの楽しさでもある。

先月、スマートフォンを買い替えたことについて、noteで記事を書いていた。

その中で、Android用のアプリを色々と試していた結果、IMEは『flick』を使うことにした。

今回は、それ以外のアプリについて、自分なりの「統合」を書いてみたい。

文章と予定を統合する

私がアプリを探すにあたり、まず欲しいと思ったのが、このようなもの。

  • 簡単な文章を記録するメモアプリ

  • Googleカレンダーに連動したスケジュール管理アプリ

  • やるべきこと(Todo)や買い物リストなど、項目を並べてをチェックできるアプリ

  • それらを項目ごとに分けてツリー構造にできるもの

その機能を持ったものをそれぞれ探していたら、全てが一つになったアプリがあった。

TickTick

予定の管理はGoogleカレンダーに連動すれば、予定日に「本日」の項目に表示され、項目をスライドすれば「完了」に移動する。つまり、カレンダーをTodoのように使うことができる。
また、チェック項目を使ったTodo、文章のメモ、絵やファイルも扱える、全てをツリー構造で格納できるなど、あらゆる「記録」をこの1本で管理できる。
まさに理想的な「統合」だ。

Yahoo!カレンダー

Googleカレンダーを管理するアプリとして、常に1ヶ月のカレンダーを表示したいと思えば、Google公式アプリは向かない。
また、予定の作成・削除・移動ができればいいので余計な機能は不要。願わくば無料で…。と探したら、Yahooに行き着いた。

TickTickが統合アプリに対して、Yahoo!カレンダーは単機能。その分、他のアプリで足りない機能を補うには最適だ。

Jota+ (Text Editor)

文章を書くために、長文を扱いやすいテキスト編集ソフトが欲しい。そこで、Android用のテキストエディタとして定番のアプリを購入。

必要な機能をツールバーに格納できるなど、カスタマイズが豊富なところが気に入っている。
また、入院してからのnote記事は、全てこのアプリで書いている。

文字数カウントメモ

Jota+はある程度まとまった文章を書くのに向いているが、簡単なものを書き留めるメモアプリも欲しかった。先に挙げた『TickTick』でもいいが、このアプリのタイトル通り「文字数を確認しながら入力」が欲しかった。
これは基本無料で、広告が出ない有料版は1080円と、少々お高めという印象だが購入した。

アプリ内で1タップすればすぐ書き留めることができる。カウントは「字数」だけでなく、全角2文字・半角1文字の「バイト数」の表示や改行のカウントも可。
これで、半角240字以内で文章をまとめやすい…。つまり、Twitterでツイートの下書きに最適だった。
また、Androidの共有機能を使えば直接ツイートも可能なので、それだけの目的でも使いやすい。

ネットを統合する

先に「統合は面白い」と言いながら、逆に「必要最低限」を求めることもある。

私がブラウザに求めるもの。起動時に自分で登録したブックマークを大きなアイコンで表示する「スピードダイヤル」、マウス動作だけで機能する「マウスジェスチャー」、それらを拡張機能なしに標準で備える。ただ、それ以上の余分な機能はいらない。
私がPCで『Opera』を愛用する理由はそれだ。

Opera ブラウザ

そのモバイル版は、さすがにPCのようなマウスジェスチャーはないが、スピードダイヤルに加え、ページ内の移動を素早く行えるサイドバー、URLをボタン1つでコピーなど、Android標準ブラウザ『Chrome』にはない機能も多い。

これは必要最小限?余分な機能?…いや、必要な機能を豊富に備えている。そんなブラウザを、モバイルでも愛用することになる。

簡単!ページ共有

Open Link With...

『Opera』は必要な機能を豊富に備えたブラウザ。とはいえ、不足しているものもある。URLのコピーはできるが「サイトのタイトルとURLをコピー」ができないことだ。
これは、PCではJavaScriptを記載したブックマークレットで取得していたが、なぜかモバイル版ではそれが使えない。それを補うのが2本のアプリ。

簡単!ページ共有』は、サイト名・URLを好きな書式でコピー、その場でTwitterなどのアプリに転送できる。
また、サイトによってはブラウザをOperaからChromeに切り替えた方がいい場合もある。『Open Link With...』はそんなときに、URLを引き渡してブラウザの橋渡しをするアプリ。

どちらも小さな単機能ではあるが、統合できないのは少しもどかしいものではある。

Twitterを統合する

世界中で広く使用され、いまや国家のトップも使用して世界を動かすほど巨大になったSNSであるTwitter。
まあ、そんな世界がどうとか私はどうでもよくて、自分が好きなことを書き続けられる場であってほしいものだ。
しかし、Twitterの公式クライアントはその要求から逆らうように、広告・ニュース・トピックなど、自分にとって必要ない情報を次々と見せられる。日を追うごとに理想から遠ざかっていく

MarinDeck for TweetDeck

そんなTwitterに抵抗するように、自分好みの情報のみ見せてくれるクライアントが『MarinDeck』だ。
これは、Twitterを項目ごとにタブに分けて表示する、PC用のTwitterクライアント『TweetDeck』をスマートフォンで実現するコンセプトのアプリ。PC版をベースにしているので動作は若干重いが、それと同等の機能を持っていて、cssやJavaScriptを使って好みのデザインにできるなど、カスタマイズが魅力の一つ。

私は今のところ、ホームでは「@」を非表示にして会話を出さない、公式の「通知」と同じ情報、自分へのリプライ、リストの1項目、トレンドをタブごとに分けている。これで広告・ニュース・トピックは一切出さないなど、自分なりのフィルターがかけられる。

Twidere

同じくTwitterクライアントの一つで、『MarinDeck』と同じように項目ごとのタブを作ることができる。

また、このアプリはAndroidのホーム画面にショートカットを作成すれば、ツイート専用アプリとして使うこともできる。これが使用する理由。

ただ、MarinDeckもTwidereも、ホーム画面への通知や検索・トレンドの詳細表示など、いくつかの機能は公式にかなわない。
そのため、メインとして使うのはMarinDeck、ツイートはTwidere、公式はあくまで補助。全てMarinDeckから呼び出すことができるので、3つを使い分けなくていい。

便利を統合する

今まで上げたもの以外で利用しているもの、私がこの記事を書くのに利用しているアプリ。

Photo Editor

写真を切り抜く、サイズを縮小する、2枚を合成して1枚にする、という画像編集を手軽に実現する、基本無料のアプリ。

私が入院時から書いている記事で、2枚を合成した画像はこのアプリを使っている。

Battery Widget Reborn

私のスマートフォンはOPPO。この機種は独自の機能が多くて面白いが、少し不満に思うこともある。その一つが「バッテリー残量表示の数字が小さくて見えない」。

調べると、OPPOユーザーでそれに関する話題は多く、みんな不満に思っているらしい。
では残量表示をアプリに任せる、できれば小さくてシンプルなものを…、と探して見つけたのはこれ。

このアプリの特徴は、1×1のウィジェットという、シンプルな形で配置できるところ。

だが、先日からOPPOのOS、Android12のアップデートが配信開始されたようで、このバッテリー表示も改善されているらしい。
私はまだOSをアップデートしていないが、これにより、アプリは不要になるかもしれない。

統合する機会を得る

今は「入院」という、全てスマートフォンでの作業を強いられる環境のおかげで、アプリを探して構築する機会となったわけで、自分なりの「統合」ができたように思う。

サポートは大変ありがたいですが、Twitterを始めとするSNSなどで記事をご紹介いただければ、それも大変嬉しいサポートです。