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植物工場は冷たい感じがする? よろしい、ならばSDGsだ

平素よりお世話になっております。スプレッドnote編集部のホッパーです。
先日 「植物工場って未来的だけど、ちょっと冷たい感じがする!」 
と言われました。
うーんちょっとショック!わかる、わかるんですよ、その気持ちも!
実際お店でも、お客様に同じようなことを言われたことがありました。
でも実は、植物工場は今話題のSDGsなんかとも繋がる部分があるので、
まずはそれを知っていただけるだけでもいいかな。なんて思ってこれを書くことにしました。

なぜ植物工場は冷たいイメージのままなのか

私はそうは思わないよ。という方もいらっしゃると嬉しいのですが、
太陽や大地という生命の象徴を感じないから、
本能的に冷たく感じるのかなと思っています。
とはいえペットロボや家族型ロボに「んかわいぃー!連れて帰りたいっ!」
ってなっちゃう僕なので、 諦めてはいかん。と思うわけです。

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家族にしたいロボットが増えてきた

昔はもっともっと無感情で冷たいイメージだった気がするんですよ。
仕草とか、通じ合ってる感じとかが発達したせいですかね?
中には実際抱くとあったかいロボットもあるそうですが。
(ああ、抱いてみたい!)

想像ですが癒されたいと思ったり、孤独を感じたりする人はずっといて、
そんな人に寄り添えるロボットの方が受け入れられ始めた。
ということなのかなと。
・・・なんだ、僕は癒されたかったのか。

では植物工場はどうでしょうか。昔ド○えもんの映画で動物の星にワープする話がありましたが、無人の食糧生産工場が出てきました。機能としてはまさにそういうものを目指しています。
(調べたら1990年発表の映画でした。光陰矢の如し。)

誰にも知られていない謎の閉鎖空間から、ドンドコドンドコ食料が運び出されている。これだけを文字にすると、「ほらほらやっぱり冷たい感じがするじゃん!」と思われるかもしれませんが、
違うんです!まだ説明したいのでもう少しお付き合いください!

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もう知らないとは言わせない!うちの工場はこんなデザインです!


時代が追いついてきた!?

ところでスプレッドが植物工場を始めたのはリーマンショック以前。
経済はイケイケどんどんで、未来への投資より目の前のビジネス最優先。
植物工場なんてうまくいくわけない! 必要にもならない!
と身内からも断言される時代でした。
「しかして本当にそうなのかい?」と代表の稲田が頭を悩ませたわけです。

そして現在。限界を迎え始めた社会と自然環境の中、
「SDGs」が国連で採択され、地球や人間に寄り添っていくことや、
本業で持続可能性に貢献することが大前提の時代になりました。


ようやく本題。SDGsになぞらえて、
スプレッドの植物工場を見てみよう

SDGsのために始めた事業じゃないですが、
いくつかのカテゴリで人類に貢献できてるんじゃないかって思っています。

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これは私たちの願いにドンピシャです!
今はレタスを作っているので、カロリーベースで疑問符は付くでしょう。
しかし僕らの研究は日々進んでいます。 無農薬で育てるいちごの実験やフードロスを削減する取り組みなんかもその一環。今はパッケージレタス。
でも可能性は無限大なのデス。
どこでも、誰でも作れる仕組みを目指しているのも特徴ですね。

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ロボティクスやAIで効率化したり、重労働を減らしたりして、
もっともっと働きやすい工場を作りたいと考えています。
ちなみに工場内は1年を通じて22~25度前後。とても過ごしやすい環境になっています。そのお陰もあってか「亀岡プラント」には、勤続10年以上の方が30名近くも在籍してくださっていて、これは嬉しい事実です。
きっといつか農業界に対する重労働のイメージが、払拭されていくと信じています。

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植物工場は異常気象等からの影響を受けにくい、強い農業なのでどんなときもちゃんと野菜を作ることができる。供給責任を果たせる。
という側面での貢献が一つ。
そして今後僕らは地球環境にダメージを与えない工夫をし続けなければならない。という未来への努力、という側面が一つ。
植物工場もエネルギーを使うので、大局的視点でスプレッドは気候変動に挑んで行かねばなりません!
これらの例以外にも色々貢献できているということで、先日SDGsの認定団体であるノハム協会さんから正式に認証をいただきまた(パチパチパチ)
詳しい認定内容はこちらをどうぞ!

これらをきっかけに、本格的にSDGsの達成に取り組んでいきたいと考えています!

で、結局植物工場は冷たいのか、どうなのか

2006年に始めた事業が、 偶然か必然か、時を経てSDGsに繋がっていました。冒頭のロボットの話ではないですけど、食糧生産や気候変動に不安を覚える人が増えてきて、そこに寄り添えたのが植物工場でした。

つまり植物工場も誰かの「癒し」になり得るんじゃないかと考えています。

なので僕はスプレッドやこの産業が、今後もっと「自然」な感じで、
皆さんに受け入れられていったら嬉しいです。
次の世代への宿題にしないぞ!自分たちが解決するぞ!
というミッションを持って、今日も働く人たちがいる植物工場。
そういう意味では、冷たいどころか結構熱くないですか?