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世界が認めた「優れた植物工場」とは? Techno Farm、アワードを受賞!

こんにちは!スプレッドnote編集部のユーリストロガノフです。

今年の9月末に第2回のVertical Farming World Congressという国際会議が行われました。
日本語に直すと、世界植物工場会議。
植物工場を運営・開発している、もしくは関心がある企業や人々が
全世界からオンラインで集まり様々なテーマについて話し合いました。

まだまだ産業としては若い植物工場業界ですが、
こうやってグローバルな会議が開催されるようになり、関係者としては嬉しいですね。

ところで、この会議中にはもう一つ別のイベントが開催されていました。
その名も、Vertical Farming World Awards (世界植物工場アワード)。

世界の優れた植物工場企業を表彰するコンテストみたいなものですが、
なんとなんと!
スプレッドが開発した『Techno Farm™』が、
「Best Farm Design Innovation」(優れた工場デザイン)のカテゴリーで受賞いたしました!

※『Techno Farm™』のおさらいはこちらの記事をご覧ください!

今回は、この嬉しいニュースについて、
応募経緯や受賞理由を交えてご紹介したいと思います!

世界植物工場アワードとは

このアワードは、英国発の食品・飲料コンサルティング会社、
Zenith Globalが2021年に、世界の優れた植物工場企業を評価するため創設。

Zenith Global自体は30 年以上にわたりコンサルティングを行っており、
ダノン、コカ・コーラ、ネスレ等、世界的なブランドにサービスを提供しています。
市場が活発化していることを受け、先ほど述べた「世界植物工場会議」も彼らが2020年から開催しています。

ちなみに、アワードは植物工場の「栽培物」「技術」「持続可能性」「収益性」「販売」の5つの分野に分かれており、
その下に計17個もの項目があります。

応募から審査、受賞者発表のすべてがオンラインという、
ニューノーマルなアワードです!
(ちなみに審査員は、世界の植物工場エキスパートたちが勢ぞろいしていました)

新しい技術やビジネスが日々生まれている成長真っ只中な産業において、
自分たちの技術について第三者に客観的に
評価してもらいたいという気持ちがあり、応募を決めました。

応募したのは、「Best Farm Design Innovation」(優れた工場デザイン)という項目。
「デザイン」は、「見た目」ではなく、「設計」に近いニュアンスで、
かつ総合的に植物工場を評価する項目でしたので、
自動化や水のリサイクル、ITなど、
様々な技術を融合したソリューションである『Techno Farm™』があてはまると確信しコチラに決めました。

緊張の瞬間!受賞者発表

日本時間の深夜。
筆者は自宅からパソコンの前で、固唾を飲みながら待っていました。
スプレッドが受賞者として発表された時は、
思わず嬉しさのあまりにジャンプをしてしまいました!
(ご近所さん、すみません!)

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受賞の認証書
スッキリしていて、個人的には好きなデザインです

審査員のコメントによれば、
『Techno Farm™』はコンセプトの革新性に加えて、
導入されている世界初の大規模自動化植物工場「テクノファームけいはんな」での稼働率 99%達成の実績が高く評価されました。

”業界の先駆者にふさわしい、素晴らしいパフォーマンスと実績データ”
”最も説得力のあるエビデンスを提示した”

「先駆者にふさわしい」、身に余る言葉です……!

テクノファームけいはんな_栽培棟内2

世界初の大規模自動化植物工場 テクノファームけいはんな

ちなみに稼働率とは、スプレッドの植物工場では、作れる野菜の最大量に
対して実際に作っている割合を指します。
高い稼働率はムダが少なく生産性が高いことを意味していますが、
業界的に見ても、実はちょっと驚くような数字なんです。

これは一つだけの技術では難しく、あらゆる技術を総動員してこそ達成できたと考えています。
今回、それを改めて評価いただけたことが嬉しかったです。

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受賞者のトロフィー。実物はテクノファームけいはんなで展示しています

今回、植物工場では日本が世界をリードしていることを改めて示したかった、という想いもありました。
今年はスプレッドのみの受賞でしたが、来年以降はより多くの日本企業も参加し、
日本の技術力の高さをアピールしていきたいですね!

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