ざっくりわかるアーティストのための『音楽著作権』(読了:7分)
このnoteはアーティストの方に必要な情報だけに絞り、『音楽著作権』についてできるだけ噛み砕いて、簡単に、ざっくりと解説いたします!
文章:つぎしま(sprayerスタッフ)
石川県出身。ヴィジュアル系が大好き。
川崎フロンターレのガチサポ(15〜6年くらい)。
2022年、音楽著作権管理者養成講座修了。
なぜアーティストにとって『著作権』が大事なのか
『著作権』や『権利』と聞くと難しく聞こえますよね?
権利を守る、とか言われてもあんまりピンとこないのは、僕も同じ気持ちです。
※僕も大学時代は法律の授業は全落ちでした。。。笑
では、なぜアーティストにとって、あなたにとって大事なのか。
それは、著作権の届出をすると、今より収益が増えることがあるからです。
自分で書いててすごく胡散臭いのがとても嫌になってくるのですが、本当です。
大きいアーティストとかに限った話なのかとも思っちゃいますよね。
ですが、そんなわけでもございません。
規模の大小関係なく、配信ストアで1回でも再生されたことがあるのであれば、このnoteが必ず参考になると思います。
▼このnoteを読んでわかること
ざっくり『音楽著作権』についてわかる
どういうわけで著作権に関する収益を得ることができるのかわかる
収益を受け取るために「sprayer®」で何をすればいいのかがわかる
今回は本当にざっくりとしたニュアンスしか書きません。
わからないことや、さらに詳しく知りたいことがあれば是非調べてみてください。もしくは僕に直接ご連絡いただいても大丈夫です!!
お金のためではなく、あなたのアーティスト活動のために。
是非このnoteをそのまま読み進めていっていただけると幸いです。
『著作権』とは
音楽において、『著作権』と一括りにいってもさまざまな人にさまざまな権利が発生します。
作曲をしたり、歌ったり、楽器を演奏したり、プロデュースしたり…
それらを大きく分けると、
『著作権』と『著作隣接権』の2つに分けることができます。
『著作権』の方はわかりやすく、
主に作詞や作曲をしたことに関する権利です。
一方、『著作隣接権』は、例えば実際にアーティストやスタジオミュージシャンなどが歌唱/演奏をしたことや、レコード会社やレーベル、もしくはアーティスト本人がお金を払って音源を作ったことなどに関して発生する権利を言います。
こうやって聞くと『著作隣接権』の方は難しく聞き馴染みがないですが、今回は『著作隣接権』の話はこの先あまりしませんので安心してください。
『著作権』のお金について
今からこのnoteで一番大事なことを書きます。
配信ストアで再生された際、皆さんは配信収益を受け取りますよね?
実は、その配信収益の他に『著作権に関するお金』が発生しています。
配信ストアは『配信収益』を支払っているだけでなく、
著作権管理団体(JASRACやNexTone)に対して、期間内に再生された楽曲を報告し『著作権使用料』を支払っているんです。
配信ストアだけでなく、
テレビ局やラジオ局も放送でさまざまな楽曲を使用すれば、著作権管理団体にお金を払っています。
音源自体を使っていなかったとしても、例えば楽譜を作っている会社なんかも誰かが作曲した著作物を使用している形になるので、お金を払っています。
音楽を使った人は、著作権管理団体に使った楽曲を報告し使った分の『著作権使用料』を支払っています。
そしてそのお金はちゃんと皆さんは受け取れるんです。
「私はなんにも届出していないから、多分私の曲の『著作権使用料』はどこにも支払われてないやー」という勘違いをする方が多いですが、
仮に1回しか再生されていなかったとしても、そのお金は必ず発生し支払われています。
インディペンデントのアーティストの皆さんは特に、
自分で、もしくはバンドやグループのメンバーで作詞作曲も演奏も全て完結しているという状態の方々が多いと思います。
ですので、良くも悪くも全ての権利は自分(もしくは自分たち)にあるので、
あまり細かく権利について考えなくても、そしてその権利に対する収益がどこからどんな形で発生しているかも気にせずに済んでいたかもしれません。
ただ、1円でも受け取れていない収益があると思うとなぜか損した気持ちになりませんか?
ではその『著作権収益』をどうやったら受け取れるのかをこの先ご説明します。
『著作権収益』はどうやったら受け取れる?
『著作権使用料』は各国のJASRACやNexToneのような団体がまとめて徴収し、権利者に分配します。
自分の楽曲がせっかくテレビで使われたからといって、テレビ局に対してあなた自身が問い合わせて「この分のお金を僕に払ってください!」といっても、残念ながら話は聞いてもらえません。
テレビ局からしてもそんな人が1000人も10000人もいたら対応しきれないので、 JASRACやNexToneといった国が認めた管理団体が取りまとめているというわけです。
著作権管理団体と著作者の間には、音楽出版社と呼ばれる『音楽著作権』を取り扱う専門業者のような会社が間に入ることが多く、
管理団体からの収益の受け取りと著作者への再分配、その他煩雑な業務などを代わりに行ってくれます。
著作者は著作権管理団体に届出をすることで、
もしくは音楽出版社に自分の『著作権』を預け、代わりに音楽出版社から著作権管理団体に届出をすることで、
晴れてお金を受け取ることができます。
「sprayer®」で『著作権収益』を受け取る
そうはいっても個人のアーティストにとっては自分で作った楽曲の著作権を預けるために音楽出版社に連絡したり、いきなり契約を結んだりすることは難しいですよね?
そんなあなたにうってつけのサービスがあります。
それが「sprayer®」の「著作権管理サービス」です!
※ここから宣伝タイムです、お付き合いください。
「sprayer®」の「著作権管理サービス」は個人の方でも手軽で簡単に音楽出版社(コロムビアソングス株式会社)を通しNexToneに管理委託でき、『著作権収益』を受け取ることができるサービスを作りました。
配信ストアに配信するのと同じくらい、もしくはそれ以上に簡単です。
「sprayer®」でアーティスト登録をし、楽曲を配信したら、
メニューの「著作権管理サービス」から「新規届出」を選択するだけ。
あとは必要な情報さえ入力すればOKですし、大体の情報は楽曲情報からコピーされるので入力項目もそこまで多くないです。
慣れたら1曲1分で終わるかも!?
この記事を読んで気になったあなたは是非登録してみてください!
まとめ
配信ストアで再生されたら、配信収益以外に『著作権収益』が発生する
『著作権収益』は誰でも「sprayer®」で届け出れば受け取れる
複雑で難しい著作権、少しでもわかりやすく噛み砕いて説明してみました。
是非これを機に著作権にも関心を持っていただき、少しでも皆様の音楽活動のお役に立てれば幸いです。
「sprayer®」ではこれからもアーティストの役に立つサービスや機能をつけていきながら、こうしたアーティストの方の役に立つ情報も発信していきますので、
少しでもいいなと思った方はnoteへのスキ!や各種SNSのフォロー、そしてsprayerへのアーティスト登録をお願いします!
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