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【前編】無料でApple MusicやSpotifyに楽曲を配信するには?音楽ディストリビューションサービスの選び方を解説!

音楽活動に欠かせないのが、Apple MusicやSpotifyなど各ストリーミングサービスへの楽曲配信。インディペンデントで活動するアーティストが全世界に作品を配信するためには、配信を代行してくれる音楽ディストリビューションサービスを利用する必要があります。

しかし、「数あるサービスの中から適したものをどう選べばいいの?」といった疑問を抱えている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで本記事では、音楽ディストリビューションサービスを選ぶ際のポイントや、無料で利用できるオススメサービスの紹介他社サービスからの切り替え方法をご紹介します。




音楽ディストリビューションサービスとは?

今日では、Apple MusicやSpotifyといった音楽ストリーミングサービスの台頭によって、誰でも簡単に世界中のリスナーへと自身の楽曲を届けることが可能になりました。

そんな中、音楽レーベルや事務所に所属せず個人で活動するアーティストによる楽曲の配信対応を代行してくれるのが、音楽ディストリビューションサービスです。

音楽配信代行サービス」「ディストリビューター」とも呼ばれ、楽曲のデータを登録し審査を通過すれば、簡単に全世界への配信を実現。各サービスでの再生回数に応じて、収益がアーティストへと分配されます。


音楽ディストリビューションを選ぶポイントって?

では、実際に楽曲を配信するにあたって、どのように利用する音楽ディストリビューションサービスを選べばよいのでしょうか? 判断基準のポイントを4点紹介します。


①配信費用

まず最初にチェックしたいのが、配信にかかる費用です。

ディストリビューションの料金体系はサービスによってさまざま。アルバム・シングルなどの作品1枚ごとに料金がかかるサービスアーティスト単位での年額料金を払えば何作でも配信し放題のサービスから、完全無料で配信できるサービスもあります。

音楽活動を始めたばかりで支払えるランニングコストに限りがあるアーティストは、まず無料のサービスを利用してみるのがオススメです。


②収益還元率

配信費用と同じく金銭面で重要になるのが、収益還元率です。

配信された楽曲が各プラットフォームで再生されると、その再生回数に応じた収益がディストリビューションサービス側に支払われます。そして、ディストリビューションサービスはあらかじめ定めた収益還元率に応じた金額を、各アーティストに支払います。

収益還元率は、100%をそのままアーティストに支払うサービスもあれば、手数料などを差し引いた80%ほどの金額を支払うサービスも。

一般的には、前述の配信費用が高いサービスほど収益還元率が高くなるため、見込まれる再生数によって配信費用と収益還元率のバランスが最適なサービスを選ぶと良いでしょう。


③配信プラットフォーム数

楽曲が配信されるプラットフォームの数や、それによってリーチできるリスナーの範囲も確認しておきましょう。

Apple MusicSpotifyAmazon Musicなどの世界的サービスはもちろん、LINE MUSICAWAなどの国内サービスに配信できるかは要チェック。

さらに、多くの新鋭ミュージシャンにとって躍進のきっかけとなっているTikTokInstagramといったSNSでの楽曲利用に対応しているかどうかも見落とせないポイントです。

また、グローバルなリスナーを抱えるアーティストは、Melon(韓国)やQQ MUSIC(中国)、Boomplay(アフリカ)、Anghami(中東~北アフリカ)といった世界各国の大手サービスで楽曲を配信することで、さらにファン層を拡大できるかもしれません。


④アーティスト向けの追加機能

楽曲配信以外にどのような機能があるかも決め手のひとつでしょう。

配信先リンク一覧ページの生成各配信ストアへのプロモーション再生データを分析するためのアナリティクス機能などはもちろん、各サービス独自の機能も見逃せません。

ディストリビューションだけではなく、マーケティングやSNS運用、楽曲制作にも役立つディストリビューターを利用することで、音楽活動をより快適に行いましょう!


無料で作品を配信し続けられるサービスは?

アーティスト活動を始めたばかりの人や、これまでにサブスク配信の経験がなかったけれど始めてみたい人にとって、いきなり有料のディストリビューターを利用するのはハードルが高いかもしれません。

まずは無料で配信開始できるサービスから、作品を発信してみましょう。無料で利用可能、かつ日本語に対応しているディストリビューションサービスには、sprayerBIG UP!Eggs PassFrekulなどがあります。


まとめ

音楽配信代行サービスを選ぶ際は、ご自身の音楽活動のスタイルにあったサービスを選択することが大切です。「まずは全世界に音楽配信してみたい!」という方は、ぜひ無料で配信できるサービスから試してみることをおすすめします。

後編では無料配信サービスのなかでおすすめのsprayerをご紹介します。

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