起業したいなら、八幡平市のスパルタキャンプが最強
世界中から定員の数十倍もの応募が殺到し、参加メンバーの起業が相次ぐだけでなく、縁もゆかりもない修了生たちが次々と移住してしまう。ド素人から自分でビジネスプランを考え出して独力でウェブサービスやアプリとして実装し、そのままリリースしてしまう例も珍しくない。３カ月に及ぶ期間中に滞在できる宿舎まであって、受講料は完全無料。
そんなプログラミング合宿が、岩手の片田舎で行われているのをご存知でしょうか？
未経験からコーディングする力があり得ないほど身に付き、新規事業立案に関するビジネス戦闘力も圧倒的に高まる。しかも参加料タダで。あまりの都合の良さに「そんな美味い話には裏があるに違いない」と思われる方も多いかもしれません。
ご心配なく。情報商材を売りつけたり、どこかの会社に売り飛ばされるといった裏は全くありません。こちらは2015年から岩手県八幡平市が主宰し続けている起業家育成プログラムで、その名も「スパルタキャンプ」。CAMPFIRE創業者の家入一真さんが名付けられ、これまで300人以上の起業家たちを世に送り出してきた最強のプログラミングキャンプです。
世界中から殺到する応募数が最強
まずは応募数の伸びっぷりが普通じゃない。↓のグラフをご覧いただければ一目瞭然ですが、2015年にスタートした当初は定員割れになるのが当たり前の状態でした。さまざまな手を試した結果として2017年からブレイクが始まり、定員15人の募集に対して、500人近い応募が来るようになりました。競争率にして軽く数十倍です。
2020年以降は、COVID-19の影響でかなり減ってはいますが、それでも10~20倍くらいで推移しています。この申し込みは、国内だけにとどまりません。最近は募集すると「北はイングランド、南はニュージーランド」くらいの広域からエントリーが殺到します。大陸レベルで見たら、毎回世界を制覇するくらいの勢いなので、もはや普通におかしいレベルです。
ここまでブレイクしたきっかけは、ホリエモンチャンネルで告知をさせていただいたことが非常に大きいです。
準レギュラー的に過去15回ほど出演させていただいたおかげで累計再生数は100万回を超え、スパルタキャンプにエントリーしてくる方の95%はYouTubeとTwitterからの流入で占めるようになりました。
今でこそそれなりの数字になっていますが、プライベートの活動で堀江さんに「中身が良くても集客をしっかりやらないと伸びない」とアドバイスいただかなかったら、こうはなっていなかったでしょう。告知は妥協せずにガチる一択です。
プランを考え、実装する力が最強
スパルタキャンプは、プログラミングだけを教えているのではありません。毎週土日の講義の中では純粋にコーディングを教えていますが、平日にはビジネスモデルの組み立て方や、マーケティングの実践など、現場のノウハウを叩き込んでいます。
３カ月に及ぶキャンプ期間の最後には、メンバー全員がオリジナルのビジネスプランとプロダクトを発表するデモデイが待っていて、ここで発表するものを寝食を忘れるほどに熱を込めてつくり、投資家に見せられるだけの水準のアウトプットを目指します。レベルは違いますが、さながらY Combinatorです。一例として、2021年に開催したシリーズからスパルタキャンプの成果を紹介します。
彼はスパルタキャンプに参加する前はプログラミング未経験のド素人で、いわゆるゲーマーでした。そんな彼に、ビジネスにおける新規事業開発の基本の「き」を教えただけで、これくらいのプランを発想し、さらにコーディングで実装するところまで持っていきました。彼は現在、八幡平に移住してプロダクトのローンチに向け開発を続けています。
ウェブサービスを構築する言語に加えて、アプリ側も教えているので、独力でリリースできるところまで到達することも珍しくありません。ビジネスをゼロから生み出し、コードを書いて実装できる。そういう起業家を育てるのが、スパルタキャンプです。
起業家が次世代を育てるエコシステムが最強
スパルタキャンプの最強なところ、お次は講師です。先述のような実装力を得るには、かなりレベルの高い教育カリキュラムが必要になります。こちらは私が構築した独自のメソッドでかなりの成果を上げてきました。とはいえ、いくら教材が優れていてもメソッドを実現してくれる優秀な講師陣がいなければ、話になりません。
スパルタキャンプの講師は当初こそ都内から招聘していましたが、現在ではメイン講師もアシスタントも、運営全員がスパルタキャンプ修了生だけで教えています。
スパルタキャンプで育成した起業家たちも、最初はカリキュラム以上のことはできません。実務経験を積んで現場の開発ノウハウを身に着け、それを起業家志望者たちにフィードバックし、さらに自分もレベルアップする。この育てた起業家が次世代を育成する起業家育成エコシステムこそが、スパルタキャンプが最強であり続ける柱の一つです。
なぜスクールで教えている人を使わないのか？と聞かれることがありますが、スパルタキャンプが教えるのは、教科書に載っているような知識ではありません。現場のエンジニアとして第一線の開発で使うノウハウです。全くのド素人から学び始めて、分からない人、理解が追いつかない人の気持ちに寄り添いつつも、身体に現場の技術が染み付いている。そんな人材は日本中を見渡してもそう多くはありません。
そして何より、起業家としてのマインドを持っていて、その熱をも伝えられる。これができるのは、スパルタキャンプから起業したメンバー以外にはいないでしょう。
周囲を取り巻く風土が最強
スパルタキャンプは、１回15人の少人数で行っていますが、昨年は半数ほどが起業を目指して移住してしまいました。いったい何が彼らを駆り立てているのでしょう。
自治体の起業家育成プログラムでは、市民であることや通勤していること、修了後に市内で起業することなど、何らかの条件を設けていることが多いですが、スパルタキャンプは違います。高校生以上であること。それ以外は何も制限を設けていません。必要なのは、やる気とMacだけ。
他を切り捨てて３カ月に渡ってフルコミットする強い覚悟のあるメンバーが世界中から集い、苦楽をともにしながら切磋琢磨しあう。そしてサポートに当たるのは、同じキャンプを経験した先輩たちです。ここには、「ファミリー」とでも言うべき非常に濃密な関係性が生まれます。
実際に参加したメンバーの声を聞いていただくと分かりますが、仲間のつながりは非常に重要です。
そして、スパルタキャンプのたった一つのルールである「面白いこと以外やるの禁止」という世界観が、彼らに大きな影響を及ぼしていることも忘れてはなりません。
実際に移住した仲間たちに話を聞くと「八幡平の方が面白そうだから」という答えが返ってきます。東京などの首都圏だけでなく、ハワイやマレーシアなど海外勢までもが異口同音に同じことを言うのです。
スパルタキャンプ単体ではこうしたムーブメントは起こせません。人を育てるエコシステムと、それを取り巻く自由で何か面白いことが始まりそうな期待感をおぼえる環境が揃っていることが最強であり続けることの秘密なのです。
起業力も事業化力も最強
地方のベンチャー企業といえば受託開発やウェブ制作だけの小商い、というイメージが先行しがちですが、スパルタキャンプからは上場を目指すようなスタートアップも生まれています。
昨年はプレシードで千葉功太郎さん、大前創希さんが代表を務められるファンドから資金調達をさせていただきました。
こちらは八幡平メディテックバレーと名付けた過疎地の医療福祉を根本から変革することを目指した事業で、内閣府など国の機関のほか多数の大企業からも非常に注目を集めています。
地方だからできない、なんてことは一切ありません。むしろ地方にしかできないビッグビジネスの種はいくらでもあります。革新的な技術を実証するためのフィールドがあり、そこに人材を供給し続ける仕組みがある。スパルタキャンプは、起業のための最強のプラットフォームなのです。
何より完全無料なのが最強
これだけ最強な要素がそろっているにも関わらず、スパルタキャンプは完全無料です。裏があると思われても無理はないかもしれませんが、本当に無料です。
八幡平市にとってのペインである「人口減少」に対してのソリューションとして起業・創業を増やしたいという位置づけなので、より多くの人が集まることで機会が拡大すると考えているからこその無償化という判断です。
実際にスパルタキャンプに参加したメンバーに聞くと「無料だったから」という答えをする人はめちゃくちゃ多いので、マーケ施策としてハマりまくっていますね。
そして何より、無償の方が明らかに面白い人が集まってきます。過去に類似のプログラミング教育事業を有償で行ったこともありますが、参加してくるのは真面目で意識の高い人ばかり。一方で完全無料で開催するスパルタキャンプには、だいたいユニークな人ばかりです。
洋の東西を問わず、社会に変革を起こすのは異端児です。そうした人たちを惹き付けるのは、やはり普通ではない環境です。スパルタキャンプが目指しているのが起業家を育てることである以上、進むべき方向性は自明です。
未来をはじめるのは、スパルタキャンプから
起業を志す皆さんにとって、スパルタキャンプ以上の環境はガチで他にありません。顧客起点でビジネスモデルを作り出し、自らサービスやアプリとして実装する技術を高い志を持った最高の仲間たちと起居をともにしながら身につけられる。しかも無料で。さらにビジネスを立ち上げる過程や、資金調達については、八幡平市内であれば私がハンズオンでのサポートをします。
ベンチャー企業の５年後生存率は15%と言われていますが、2015年からスタートしたこのスパルタキャンプを切っ掛けに八幡平市内で誕生した数十社のうち廃業した例はゼロです。私自身もこれまで20年以上にわたって多くの業種の経営を支援してきた経験が公私でありますが、会社を潰させたことはただの一度もありません。
都市だから有利で、地方だから無理なんてことはありません。どこであろうと、勝ち筋は必ずあります。まさにスパルタキャンプこそが実例と言えるでしょう。
前を向いて、どこまでも先へ行きたい。どこに住んでいようとも、自由に新しい挑戦をしようとするならスパルタキャンプに参加してください。2022年も募集を計画していますので、私のTwitterをフォローいただくと確実に情報をキャッチできます。
未来を自ら切り拓こうという志をお持ちの皆さんと、スパルタキャンプでお会いできるのが今から楽しみです。最高の仲間たちと、最強の環境を用意してお待ちしております。
さぁ、未来をはじめよう。
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