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#4 やりやすい≠良いトレーニング

おはようございます!
今回のテーマは「種目名だけじゃトレーニング効果はわからないよね」という話をしていきます。

研究でも
・バックスクワットとフロントスクワット
・ハイバースクワットとロウバースクワット
などを筋電図を用いて、それぞれの種目で筋肉への刺激がどの様に変わってくるのか比較しているものがあります。
※そもそも筋電図はトレーニング効果と「=」じゃないんですけど、そこは一度置いておきます。

その様な論文をみて安易に、『四頭筋を鍛えるならフロントスクワット』とか『殿部を鍛えたいならロウバースクワット』みたいに発信されている方も見かけますが、「やり方次第じゃね?」というの正直な感想です。

例えばバックスクワットでも真下にしゃがむのか、殿部を引く様にしてしゃがんでいくのかによって筋肉への刺激は大きく変わってきます。
ここに関しては異論はないとは思うんですが、こんな話をすると「わざわざしゃがみづらくすると重量が持てない」とか「その人に合わせてフォームは変わる」なんて意見も飛んできたりするんですが、そもそもトレーニングって個人の癖とかをそのままに、ただやりやすいフォームでやってもらうものじゃないですよね?
競技パフォーマンスを考えたときに、必要な要素を高めるためにトレーニングをしているはずなので、そのフォームが最初はやりにくかろうが、体の悪い癖を直すために必要なら、そのやりにくいフォームでやるべきです。
そっちの方がトレーニングをする目的に対して、理にかなっていませんか?

もしスポーツパフォーマンスを高めるためにウエイトトレーニングに励んでいるなら、ただただ種目を並べてそれをこなしていくだけじゃなくて、その時のフォームにもこだわってやってみるとトレーニング効果も変わってくると思いますよ!