集中の国
その国は 砂漠にぽつんとある
透明のガラスのような フィルターで囲まれていて
中は高層ビルと 緑のある都市
便利で 快適で 過ごしやすい環境
なのにも 関わらず
人の姿はまばら
まるで ディストピアのような 空気がある
*
入国には 厳密な制限が
あるわけではない
しかし 限られた人しか入れない
また 限られた人にしか
興味を 持たれないように
その国は 気をつけて
振る舞っている
*
この国には
暮らし や 観光といった
要素は ない
必要なものは 全て
自分の近くに 揃っている
大事にしていることは
ひとつだけ
集中し 何かに没入すること
だから 画家 や クリエイター
作家 チームなどが
自分たちの作りたいもののために 訪れる国
外界を シャットアウトして
自分の内的な世界に 浸る国
どこまでもどこまでも 潜る国
*
集中するためにある国 だから
それを 阻害することは嫌われる
何気ない会話も ダメ
相手のペースを 乱してしまう
集中を 奪ってしまう
交流には
厳密な 所定のルールに則って
交流の場を持つのだ
それを守れない人は 都市の地下に集まり
あたかもそこに もう一つ国があるように
好きなことをする カオスな環境になっている
*
これは システムコーチング®(*1)の
応用コース 2個目
システム・ジオグラフィーで出会った
僕の国
集中の国
ビジュアライズする ワークは
あまり得意では ないのだけれど
ふりかえると 映像がしっかり残っている
一緒に参加するメンバーの国と 比べると
自分の国の特徴が より際立つ
確かに 集中を 大事にしている
大事にしている というか
そこに 大きな価値を置いていることが
改めて わかった
これが 僕の国
*1 システムコーチング®は、CRR Global Japan 合同会社の登録商標です
いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。