カタールW杯アジア最終予選 ホームオマーン戦雑感

グループの力関係を考えても絶対に勝ち点3を取らなければいけなかったホームのオマーン戦。

しかし終了間際に失点し、勝つどころか勝ち点1すら逃す痛すぎる敗戦を喫してしまいました。

試合展開としては妥当な結果とも言えますが、本来の実力差と今後のグループの展開を考えると本当に痛恨の敗戦でした。


敗戦の要因を挙げていくと、まず試合前の準備から暗雲が立ちこめていました。

冨安と守田がそれぞれクラブの事情で合流できず、板倉と南野が怪我で離脱。

ならば別の選手の追加招集も考えるべきところでしたが、呼んだのは昌子ただ一人。

一ヶ月合宿を張ったオマーンや今回のために33人を招集した中国と比べても大事な最終予選の初戦に臨むとは思えないほどの軽い準備でした。

「ベストメンバーで無くてもオマーンには勝てるだろう。中国戦は冨田、南野、守田が合流できているから大丈夫だろう」

そんな驕りは無かったか。

そして試合当日は大雨でピッチコンディションも悪いという日本の強みのパスサッカーが活かせない状況。オマーンの縦に速い攻撃が活きやすい状況。

格下が格上相手に勝ち点をもぎ取ることができる条件は揃っていました。

結局冨田、板倉が使えなかったため出番が回ってきた植田や守田の代わりに入った柴崎も良いプレーができず。

シュート数、枠内シュート数共にオマーンの方が上回っており、この試合の結果は必然なものだったでしょう。

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