W杯を惜しくも優勝できなかった国シリーズ6 旧ユーゴスラビア諸国
W杯を振り返るシリーズのスピンオフ連載ということで、W杯を惜しくも優勝できていない国について特集をしてみることとします。
第6回は旧ユーゴスラビア代表を取り上げます。
ユーゴスラビアはW杯黎明期からの古豪でした。
1930年の第1回ウルグアイW杯はグループリーグ初戦で王国ブラジル相手に2-1で勝利し、ブラジルをグループリーグ敗退に追い込む華々しいW杯デビューを迎えます。
2戦目もボリビアに4-0で快勝し、ベスト4まで勝ち進みました。
戦後は1954年スイスW杯でベスト8に進出。
ブラジル、フランス、メキシコと同居する厳しいグループをフランスに勝利、ブラジルに引き分けと無敗で突破します。
続く1958年スウェーデンW杯でもベスト8進出。
しかし決勝トーナメントでは2大会連続で西ドイツに敗れてしまいました。
決勝トーナメント初戦の壁を破ったのが、その次の1962年チリW杯。
この大会に向かうに当たり、ユーゴスラビアは1960年ローマオリンピックで金メダル、同年のユーロで準優勝と絶好調。
満を持してW杯に臨みました。
グループリーグは初戦でソ連に敗れて出鼻をくじかれるも、ウルグアイとコロンビアに連勝して2位でグループリーグ突破。
そして決勝トーナメント初戦はまたしても西ドイツ。
ここを3度目の正直と言わんばかりに1-0で撃破してベスト4へ進出しました。
準決勝では同じく躍進してきたチェコスロバキアに敗れましたが、初のW杯でベスト4進出を果たしました。
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