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1つの経験からたくさんの学びを得るためにメモは大事!本当に大事!!

社会人になって1年目。初めての職場の先輩から何度も言われたことは、「とりあえずメモを取るのを癖にした方がいいよ。早く成長できるから」だったなあと20年ぶりに思い出しました。(そして先輩の言ってることは正しかった!)

さて、今日のテーマはそんなこともあり『メモの大切さ』についてお話ししたいと思います。メンタルでもメモって大切なんです。

以前とあるプロスポーツチームをサポートさせて頂いた際に、「練習も見学して気になったところをフィードバックしてもらえませんか?」と言ってもらえたので、せっかくの機会ということで練習前のミーティングから参加させて頂きました。

監督やコーチが相手チームの分析や次の試合の戦略について選手に話していたのですが、選手はみんな手にメモを持って書き込んでいたんですね。チームの方針としてミーティングで話す大切なことはメモするようにと指導していたそうなんです。このあたりの細かなところまで徹底するあたりは「さすがプロだなあ」と思いました。

で今日のメインのお話しはここからです。

メンタルコーチングということで、後日に選手と1対1で関わる機会でたまたまメモの話になったんですね。どんなことをメモして、どのようにメモを活用しているのかという内容でした。

ミーティングの時には選手みんな結構メモをしっかりと書いていたので楽しみにしていたところ…「正直、活用の仕方がよくわからない」という想定外の展開になりまして。

いや、あれですよ。選手やチームの名誉のためにきちんとお伝えすると、もちろんその日の練習や次の試合にはメモの内容は活かせてるんです。練習前や試合前にメモを読み直したりしますから。

ただ、そのプロスポーツは試合数が多い競技だったのでミーティング回数も(メモする機会も)多いんですね。そうすると、ミーティング直後の練習や次の試合ではメモした内容を活かしてプレイできるのですが、1週間後の練習や試合の時までにはまた新しいミーティングが行われて(つまり新しいメモが書かれて)いるので、前のメモの内容がどこか頭の隅っこの方にとんでしまっているんです。

シンプルに何が課題なのかというと、『メモを振り返るタイミング』と『メモを応用する考え方』の2つですね。

前者の『メモを振り返るタイミング』は直近の試合の時だけでなく、例えば隔週に1度、2週間分のメモをざっと振り返る時間を予定に入れておくといいですね。2週間前にメモしたことと今日メモしたことが頭の中で融合して、何か新しい閃きが生まれることもありますので。(そもそも閃きやアイデアなんてものは降って湧いてくるものではなくて、記憶の結びつきで起こるものなので)

そして、後者の『メモを応用する考え方』はこちらの前田裕二さんの「メモの魔力」が超絶おすすめです。

本の内容を少しだけお伝えすると、起こった事象をメモするだけでなく、それを抽象化して気が付くエッセンスと、どのように転用できそうかもメモして残しておこうというものです。

余談になるのですが実はこのメモの取り方、コーチングの進め方ととても似てるんです。

とうわけで、1つの経験からたくさんの学びを得たい人は、このメモの取り方を覚えておくとかなり使えると思います。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました😊

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