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もう何年も前から「努力は裏切る?裏切らない?」の話は日本各地で話されていると思うのですが、時と場合によってもちろん人によっても、その時々で何を信じたいのかは変わりますよね。

僕も若い頃は「努力は絶対に裏切らない!」と頑なに思っていたのですが、30半ばを過ぎた頃からは「答えは人によって違っていていいんじゃないの」と思うようになり今に至ります。

そんなわけで、今日は『努力の話』というテーマでお話ししたいと思います。

このテーマを取り上げようと思ったのは、先日、池江璃花子選手がレース後に「努力は必ず報われると思いました」コメントしたことがきっかけです。

賛否両論いろいろな意見が寄せられたそうで、これについては元ハードル選手の為末大さんがnoteにとても分かりやすくまとめられているので、まずはこちらを読んで頂くのがよいと思います(為末さんの文章は要点が整理されていて読みやすく大好きです!)。

その上で、個人的には「努力」という言葉そのものはあまり好きではなく、その理由は「メンタル」と同じで逃げのための言葉として使われることが多いからです。

思った通りのパフォーマンスが発揮できなかったり結果がでなかった時に、「今回は努力が足りなかった」や「今回はメンタル(気持ち)で負けた」で終わらせてしまうと、たぶん次もその次もまたその次もその次も…成長がありません。

成長するために必要なのは『積み重ね』です。

たまに無敗で現役生活を終える超人的なアスリートがいるのも事実ですが、それは例外的なことで、99%以上のアスリートは失敗(敗北)します。

その失敗を振り返って、どんな努力が足りなかったのか、そもそも努力の方向性は合っていたのか、実際に気持ちで押されてしまったのだとしたらどのタイミングでそうなってしまったのか、そもそもそれはメンタルの問題なのか、などをしっかりと分析して積み重ねて次に活かすことが大切ですね。

練習や試合という経験を通じて、もし積み重ねられている感じがしないのであれば、一度専門家(それこそメンタルコーチとか)に話を聞いてもらって、まずは積み重ねられている実感を感じてみることを強くオススメします。

と、ここまで努力について否定的な意見を出しながら、最後は「はじめの一歩」鴨川会長のこの言葉で締めたいと思います。

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「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!」

最後まで読んでくださりありがとうございました😊

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