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なんだかこんなタイトルにしちゃうと雰囲気を悪者のように扱っていると思われがちなのですが、今回お話ししたいことはそれとは真逆。

案外、雰囲気が全てなんじゃないのということで、今日のテーマは『雰囲気至上主義』でお話ししたいと思います。

雰囲気の話しに入るまえに少しだけ寄り道させてください。

僕、研修講師ということも仕事でしていまして、企業やスポーツチームへの研修のお話しを頂いた時に必ず僕は詳細なヒアリングをするのですが、それにはちゃんとした理由があります。

「○○という課題があってそれを解決するためにお願いします」という課題解決型か、「○○のテーマでお願いします」というテーマ確定型で研修の依頼を頂くことが多いんですけど、最初の課題やテーマは結構間違ってるんじゃないかと僕は思ってるんですね。

どうしてそう疑っているのかというと、その課題を解決して、またはそのテーマの内容でお話ししたとして、依頼主側が本当に求めているものを手に入れられるのかが怪しいと考えているからなんです。

だから、研修講師のお話しを頂いた時は、現場に近い人に必ずヒアリングをさせて頂くのですが、よく出てくるのは『雰囲気』について。

卵と鶏のどちらが先かじゃないのですが、問題が起こって雰囲気が悪くなっているのか、雰囲気が悪くなって問題が起こっているのか順番はわからないんですけど、どういうわけか何か問題が起こっている組織やチームは雰囲気が悪いことがほとんど。

逆に言うとですよ、大きな問題もなくうまく回っている組織やチームで雰囲気が悪いって聞いたことがないんです。(僕が聞いたことがないだけで、そんな組織やチームがあったらごめんなさい)

これってとても興味深いことだなと思っていて。

雰囲気が良いとなぜうまく行くのかを考えてみると、いろいろな仮説が出てきそうなんですけど、心理的安全性が担保されるのは1つありそうですよね。

些細なことでも相談し合えたり、人の目を気にせずに発言できたり、ミスを恐れずに挑戦できたりと、他にもたくさんありそうです。

その『雰囲気』で快進撃を続けているのが、開幕してもうすぐ1ヶ月が経つプロ野球の阪神タイガースじゃないでしょうか。

野球だとホームランを打ったり、サッカーだとシュートを決めたりした時に選手同士がポーズをとることはあると思うんですけど、指導者含めてベンチ全員でポーズというのは僕の記憶する限り…ちょっとないですね。

で、今年の阪神タイガースの本当に素敵だなと思うところは、こう言ったナイスプレーの時にベンチの雰囲気がいいのはもちろん、チャンスを逃してしまったり負けている時もベンチの雰囲気が変わらないということろです。

ぜひみなさん自身が関わる組織の『雰囲気』も感じてみてください!

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました😊


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