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【スポーツ基礎】栄養

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アスリートにとって、栄養の事を考えることは不可欠です。ですが、意外と気にしていない人が多いのも事実です。栄養の事を少し考えてみましょう。
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#スポーツ

スポーツには必須!栄養の知識

アスリートにはスポーツ栄養の知識が必須アスリートが競技力向上を目指す際、ついついフィジカルのパフォーマンスを上げるためのトレーニングや、戦術的な練習に目が行きがちです。 ですが、せっかく鍛えた体でも、本番に力が発揮できなければ意味がありません。つまりコンディションをしっかりと整えることが重要になってきます。 コンディションを整えるための重要な要素の一つが食事を含めた栄養のバランスになります。アスリートは一般の方と違って、自分の体組成や競技特性などに応じて気を付けないといけな

プロテインバーで太る?ここがポイント

美味しく手軽にたんぱく質が摂れることから、筋トレをしている人にとってはありがたい存在のプロテインバー。 最近は色々なメーカーから販売されており、手軽にたんぱく質が摂れるようになりました。 プロテインバーで太る? ですがこのプロテインバー、よく見てみると脂質が多いことがわかります。 商品によって差はありますが、だいたい1包装あたり10〜15gの脂質が含まれている印象です。 1日の総摂取カロリーが2,000kcalの人の場合、脂質の摂取量は1日55gが目安ですから、大体1/

忘れがちだけど重要!水分補給

アスリートにとって水分補給は熱中症予防だけでなく、パフォーマンス維持やコンディションを整えるために重要な要素です。 競技にもよりますが、運動中の発汗量は1時間で2ℓ以上になることもあります。体内の水分が失われることで心拍数が過度に上昇し、集中力の低下やパフォーマンスの低下を招きます。適切な水分補給は、より良いパフォーマンスを発揮することにつながります。 どのぐらい飲めばいい? 一般的に体重の2%以上の水分が失われると、パフォーマンスの低下を招くと言われています。(体重50

減量が命取り?自己流ダイエットの危険性

様々な事情で、無理な減量をしてしまうアスリートも少なくありません。今回は、そのような無理な自己流ダイエットの危険性を考えてみます。 エネルギー不足になる減量のために極端に食事の量を減らしてしまうと、全体のエネルギーが不足してしまい、必要な筋肉まで衰えてしまいます。その結果、コンディションが不安定になったり、パフォーマンス低下を招きます。 筋肉にならないエネルギー不足に陥った身体は体内のグリコーゲンやアミノ酸を分解し、エネルギー源として利用します。たんぱく質を摂っていても全

栄養からリカバリーを考えよう

スポーツにおけるリカバリーとは、試合やトレーニングで疲れた身体を回復させることです。効果的なリカバリーを行うことでコンディションを維持し、パフォーマンスの低下を防ぎます。 リカバリーにおすすめの栄養素 ■炭水化物 運動を行なったあとの身体は、体内のグリコーゲンが大量に消費されている状態です。エネルギー源となるグリコーゲンを補給するには、糖質の摂取がおすすめです。トレーニング後はおにぎりやバナナなど、素早く摂取できる食事を用意しておくのがいいでしょう。 効果的なリカバリーにお

アスリートには炭水化物(糖質)が重要?

身体作りに必要なのはたんぱく質?普段から積極的にたんぱく質を摂取しているのに、「疲れやすい」「トレーニングの効果が感じられない」と悩むアスリートの方もいます。それはなぜなのでしょうか? そのような場合、全体的なエネルギーが不足しているケースがあります。普段から脂質を節制しているアスリートは多いです。しかし、増量を恐れて炭水化物まで控えてしまうと 全体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。 トレーニングに必要なのは糖質 炭水化物には糖質と食物繊維が含まれており、糖質はエ

食事の摂取エネルギーを考えよう

トレーニングの事ばかりに気を取られて、エネルギーについて考えることを忘れているということはありませんか?パフォーマンス向上のためには、過不足のないエネルギーの摂取が必要になります。 消費エネルギーって? では、自分がエネルギー不足なのか、エネルギー過剰なのかはどのように考えたらよいでしょうか?人が消費するエネルギーは、大きく3つにわかれます。 1.食事をとる際に咀嚼や消化で消費されるエネルギー 2.生命を維持するために、臓器などを動かすのに必要なエネルギー 3.体を動かす