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本当のスポンサーアクティベーション  - ”点”ではなく、”包括的な一連の流れ” -

スポンサーシップ・アクティベーションについて、5年前から、発信してきた。その言葉自体も広まってきた。一方で、”狭く”解釈されている。スポンサーアクティベーションは、”点”ではなく”包括的な一連の流れ”である。スポンサーアクティベーション≠単発面白い企画、ではなくスポンサーアクティベーション=(スポンサーシップ)権利を活用した、一連のマーケティング活動そのものである。そして、この分野の課題と可能性は、「スポンサーシップの大型化」「(具体的な)価値提供の仕方」「効率化」「生産性」である。

スポンサーシップ・アクティベーションは、「点ではなく包括的な一連の流れ」

三菱UFJ銀行の大谷翔平選手を起用したクリエイティブ、店頭ポスターなどは、皆さん目にしたことがあるだろう。(公開情報から類推):ステップ1:大谷翔平選手、ならびにMLBと三菱UFJ銀行とスポンサーシップ・肖像権契約(権利取得)、ステップ2:目的・KPI・様々な戦略・戦術・クリエイティブ開発、ステップ3:撮影、ステップ4:企業メッセージ、他の銀行との差別化、アプリ誘導、口座開設、店頭誘因

コミュニケーションエリア:日本国内・全国・ネット含めたオール媒体(公開情報から類推)

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スポンサーシップ・アクティベーションは、「グローバル」「ナショナル」「ローカル」

スポンサー・アクティベーションは、海外、国内全部、ローカル・地域にコミュニケーショエリアが分かれる。海外も国ごと、エリアごとと、全世界の場合がある。さらに、エリア内でも、スタジアム内・アリーナ内とスタジアム外・アリーナ外がある。さらに、オンラインとオフライン/リアルにも分かれる。さらに、オンラインとマスメディアとイベントや販促プロモーションなどにも分かれる。多様で、包括的なのが、本来のスポンサーシップ・アクティベーションでもある。

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現実のスポンサーシップアクティベーションは、日本企業も、グローバル、ナショナル、ローカルで、様々なマーケティング活動をしている。

事例・ケースは、無数のごとく、ある。日本企業、国内企業に限定したケースを提示するが、何万・何十万というケース・事例がある。僕自身が携わったスポンサーシップ・アクティベーションも何百もあるだろう。さらに、僕が主宰しているMSBS(ミッションスポーツ・ビジネススクール)のゼミ生が携わった、スポンサーアクティベーションも、沢山事例が生まれている。アサヒビールXマンチェスタシティ、マネーフォワードX横浜Fマリノス、アビスパ福岡、ラクロスNEOX住友生命、日本生命の一連のバスケット(男女日本代表・男女車椅子バスケット日本代表)など、素晴らしいケース・事例を実際に生み出している。MSBSでは、『事例はリツイートするのではなく、実際に創るもの』と、繰り返し伝えている。

ASAHIBEER(アサヒスーパードライ)Xラグビーワールドカップ、Xマンチェスター・シティ、Xラグビー日本代表、X横浜Fマリノス(提携クラブ)

まさに、グローバル、ナショナル、ローカルのスポンサーシップ・アクティベーション。(公開情報から類推)

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ローカルな活動でも、スポンサーシップ・アクティベーションは、多面的・包括的な戦略・戦術が可能である。実際に、僕もそれをプラニング・実装してきた。

ローカル、地域クラブ、地域企業でも、スポンサーシップ・アクティベーションは行われている。特に、スタジアム内、SNSでのアクティベーションのケースは多い。僕が携わった、がってん寿司(RDC社)X浦和レッズX武藤雄樹選手。武藤雄樹選手は、柏レイソルに移籍したため、現在は、契約は終了している。

スタジアム内ブランディング、スタジアム内プロモーション、店頭誘因、アプリ加入、販売促進、マスメディア(PR)、インナーマーケティング、SNS、バズ・マーケティング。地域活動を中心として企業と、地域クラブ・アスリートの契約で、実は、多面的に、包括的にスポンサーアクティベーションを行った。

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課題と可能性は、「スポンサーシップの大型化」「(具体的な)価値提供の仕方」「効率化」「生産性」

Jリーグ・クラブも、Bリーグ・クラブも、NPB・各球団も、さまざまな、スポンサーアクティベーションは頑張って実施している。無数の、事例・ケースがある。課題は、『スポンサーシップの”大型化”』『価値提供(の仕方)』『効率化』『生産性』である。MSBS(ミッションスポーツ・ビジネススクール)でも、多くのスポーツクラブ、連盟、団体職員と、スポンサー企業の方達が、スポーツビジネスを学んでいるが、スポンサーアクティベーションのプラニングや、スポンサーシップの大型化・長期化、価値提供メニュー作成の仕方なども学んでもらい、ゼミ生同士交流している。実際に、ビジネス、スポンサーシップになった例は、数えきれず、把握しきれないほどである。つまり、今までは、スポンサーシップ・アクティベーションの、プラニング方法とか、その意義とかを、誰も共有してこなかった。だから、いまだに、「点」「面白い単発企画」をアクティベーションとして、リツイートしたりしている状態。しかし、それだと、チーム、クラブ職員は「疲弊」する。単発、単発、単発企画、で実施案件だけが増えて、収益は増えなかったり。スポンサーサイドも、自分たちでプラニングしない場合は、あまり感謝・評価しなかったり。今、スポンサーアクティベーションは、「来季への契約延長やスポンサーとのリレーション構築」が目的にもなっている気がする。それは、短期的には重要だが、積み重ねていくと、クラブ職員も、スポンサーも疲弊していく。大型化・長期化・価値提供・効率化・生産性向上を目指しながら、スポンサーシップ・アクティベーションを行っていくべきである。

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