寒サワラとブッカーと書架移動
関係なさげな3点。
実は、2つの観点で至福の世界につながったりする。
1つは、日々の細部に宿る営みに集中することで心が包まれる。
2つめは、どのように向き合い鍛練するかで、あとの色合いと手に馴染む(フィット感)、味わいが違ってくる。
寒サワラは、産経新聞記事『ウエカツ流サカナ道一直線』の読後感から。(2021.12.24)
釣りをした後のサワラの扱いでは、放り投げたりしない。速やかに絞め血抜きなどのケアすることで、『旨さが包丁をつかむ』のだそう。
図書館業務のブッカーかけ(本に装備、ラミネートする作業)も同じく。サイズや装丁により手の角度、空気が入らないように。極めたいと扱ううちに、いつの間にか手に馴染みラミネートから吸いついてくる。ある大手の会社は5分で専用機器仕上げだそうです。ほぼ近い仕上げの域へ。
書架移動もしかり。
利用者に分かりやすいレイアウトを考えつつ、増える蔵書VS限定した書架の折り合いと着地点をさがす。
除籍を検討し、空いたスペースを先々活かせるよう配置を試行する。
次の君を迎え入れる準備をしながら、(あ、ここにこんなジャンルの本があるな。次回の企画展示においでませ。)と着目したり。
神は細部に宿る。
神なのかまでは分からないけれど、ひとつの業務を極めたいと入り込む瞬間は、無駄が削ぎ落とされる。
ここまで書いて気がついた。
図書館オタクのつぶやきがあふれてしまっただけやん。
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