【スポGOMIアーカイブス Vol.1】 第1回 スポGOMI大会 in 渋谷(2008年5月)
【スポGOMIアーカイブス】では、これまでのスポGOMI大会や印象に残るエピソードなどを振り返って行きます。第1回目は我々の活動の原点である2008年5月に開催された「第1回 スポGOMI大会 in 渋谷」を取り上げます。
記念すべき初のスポGOMI大会
スポGOMIの第1回目の大会は2008年5月末、北海道洞爺湖サミットの1か月前。この日に設定したのは、洞爺湖サミットでの主な議題に地球温暖化問題があり世界が環境保全に向け歩み出した頃で、この世界で初めての試み、スポーツとゴミ拾いの融合「スポGOMI」の開催をニュースにしたかったから。
大学生に声掛けする大学対抗戦という形式でやろうということになり、募集。結果、都内8大学から、競技者56名、審判員8名が参加してくれました。
何もかもが手探り
初めてのスポGOMIが参加者にどういう影響を与えるのか?果たして盛り上がるのか?私たちにとっては実験。会場として選んだのは、渋谷公会堂前の広場でした。
この場所に決めたのはNHKにスポGOMI初開催を取材をして欲しかったかから。NHKにできるだけ近い場所で開催すると取材を受けてくれやすいのでは!と考えこの場所を選んだのです。しかし、行政からなかなか場所の使用許可が出ない。理由は「スポGOMIなんて初めて聞くし、ゴミ拾いは良いが路上でスポーツは危険。」というものでした。
しかし、そこで諦めず担当部署へ何度も足を運び、交渉を重ね色んな手を使いなんとか承諾を得ることができました。当日の取材も策が功を奏しNHKが入ってくれることに。
そしていよいよたどり着いた開催当日。しかし、朝起きると雨でした(涙)。
ある女子学生の一言
この天気の中、学生たちは来てくれるだろうか…。
しかし、いざ受付時間になると予定の8大学すべての学生が参加。
開会式のあと「ゴミ拾いは、スポーツだ!」の発声でスタート。思った以上の盛り上がりの中、記念すべき第1回スポGOMI大会で優勝したのは、日本女子体育大学のバスケ部チーム。学生たちが制限時間ギリギリまで粘って渋谷の街で拾ったゴミの総重量約120㎏のうち、なんと半分の約60㎏を拾い見事優勝。
↑優勝した日本女子体育大学バスケ部チーム
盛況のうちに無事終了した第1回スポGOMI大会。表彰式のあとの優勝インタビューでのある学生のコメントが今でも私たちの活動の骨幹に。
記者:「今回、なぜ参加したの?」
学生:「スポーツだから参加しました。みんなで競えるから。」
記者:「スポGOMIやってみてどうだった?」
学生:「間違いなくスポーツでした!」
この活動は、続けると面白くなるな…。活動の継続を決めた瞬間でした。
スポGOMI運営団体 : 一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ
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