引退試合、ほぼ同時多発開催!これぞ”ニューノーマル”なスポーツ観戦
山口です。UKさんからまたしてもバトンを受け取り、会場に試合を見に行けて羨ましいよな、と軽く恨み節(週末に業務が多い役割なもので…)を言ったところでnote 始めていきたいと思います。
僕は以前バレーボールについて書かせていただきましたが、またバレーボール、排球(ハイキュー!!)軸でコロナ禍のスポーツ観戦について書かせていただきます。
4/29(木・祝) 引退試合、ほぼ同時多発開催!
プロ野球はシーズンが始まって間もないのですが、バレーボール(Vリーグ)は4月上旬に全日程を終え、延期になっていた入替戦(5月4・5日)を残すのみとなっています。
「黒鷲旗」というバレーボールシーズンを締め括る、ゴールデンウィークの風物詩ともいうべき大会が中止となりまして(2年連続)、この大会で引退を決めていた選手たちの引退試合とセレモニーがオンライン(YouTubeライブ)で開催されていました。
祝日で休みだったGW初日の4月29日(木・祝)に、Vリーグ女子の久光スプリングス、男子のパナソニックパンサーズ、ジェイテクトSTINGS にて、引退選手のラストマッチが行われ、午後ずーっと引退試合をYouTubeで観戦していました。
面白いのが、おそらく申し合わせがあったのでしょうか、きれいに3チームの配信時間がズレています!
【4月29日(木・祝)】
▼13:00試合開始 パナソニックパンサーズ
▼14:00試合開始 久光スプリングス
▼15:00試合開始 ジェイテクトSTINGS(アーカイブはファンクラブ会員無料、一般は有料)
今回注目は、久光スプリングス。
日本代表でも活躍しキャプテンも務めた(キャプテンは初めて知った事実)岩坂名奈選手が引退ということで注目されたと思います。
岩坂選手の可愛い引退表明
東京ヤクルトスワローズに在籍(前 福岡ソフトバンクホークス)の内川聖一選手からメッセージが届くという一幕もあり、さすが知名度ではNo.1(おそらく久光は佐賀がホームタウンのため、九州つながりかと)。
解説には昨年引退した、岩坂選手と同期の新鍋理沙選手がいて、最後は涙があふれる場面もありました。
3試合に共通して、すべて実況・解説付きで、カメラも複数台でスイッチングしての中継ということで、素晴らしい装備!
久光スプリングス実況席
(久光スプリングスの公式Twitterから引用させていただきました。)
パナソニックパンサーズ実況席
(パナソニックパンサーズの公式Twitterから引用させていただきました。)
黒鷲旗が中止となって、すぐに引退試合開催&ライブ配信という、これぞ1年コロナ禍で学んだ“ならではの”スタイルだなと(チーム側も多くの配信ナレッジを貯めてきたと思います!)。
配信プラットフォームがテレビしかなかった時代であればありえなかったと思いますし、コロナ禍で生まれた産物ですね。本当に素晴らしいです。
公式戦ではないだけに、リベロの選手(守備専門でアタック、サーブをしない選手)がサーブを打ったり、ジェイテクト・浅野選手の引退試合では、とんねるず顔負けの泣きの1回が入り爆笑!
ジェイテクトSTINGS YouTubeより引用させていただきました。
この分も含めて時間取っていたのかな?とは思いましたが素晴らしい演出。
こういうの見ると嬉しくなるし選手、好きだな〜ってなりますね。
5/8, 9 は龍神NIPPON 紅白戦!
5月1日・2日にはテストマッチもあり、地上波での放送もありましたが、5月8日・9日には男子代表の紅白戦というファンにはたまらないイベントが!
個人的には、以前のnoteで紹介しすっかりファンになっている東レアローズの精神的支柱・富松崇彰選手がゲスト解説として出演することもあり興奮気味!
残念ながら地上波放送はなく、有料となりますのでチケットをお買い求めいただくと、試合はもちろん、ファン感謝イベントもあるということで、代表選手にも会えるとか? とにかくオリンピック前最後のイベントになります!
リモートだと直接お目当ての選手と会話できちゃうかもしれない?!そんなファン得なイベント、控えめにいって最高ですよね。
選手を知る、これがやっぱり大事。そして…
やっぱり選手の人となりだったり、裏のストーリーだったりを知ると楽しい。オリンピック前後でこういう番組が必然的に増えますよね。
この事実がオリンピックの結果と相まって人々の印象に残り、ヒーロー・ヒロインとなっていくのだと思います。
4月上旬に、『東京VICTORY』(※注:サザンの名曲ではなくTBSの番組名)を見て女子のロンドン五輪のメダル獲得秘話に胸が熱くなりました。
間近で見る感動!これに勝るものはないかもしれないし、それが理想ですが、試合はもちろん、引退セレモニーだってリモートで感動できる時代です。
その引退セレモニーまでに十分な選手ストーリーのインプットがあるかないかでそのリモートマッチの価値が変わってきます。
Vリーグ公式ではシーズン中は「試合の見どころ」を配信していますし、
月刊バレーボール
バレーボールマガジン
といった媒体、バレーボールを中心に執筆しているライターさんなどなどをTwitter等フォローしながら「この選手、初出場だったのかあ」「この選手とこの選手は元チームメイトなんだあ」といった情報を入手していきます。
今回、ジェイテクトで道井 淳平選手をインプットしました。
197cmのセッターです!197cmですよ!?
(プロフィールを2度見しましたw)
ブロックが得意で身長の大きな選手の多いミドルブロッカーでもそこまで大きな選手がいない中で197cmのセッターって夢ありすぎです!
道井選手がいるだけで、戦術が全然変わってくるし、セッターでブロック王みたいな、大谷翔平選手的な夢があります。しかも今季1年目ですがVリーグ未出場。デビューしたらどんなことになるのか、今からソワソワしてしまいます。
道井淳平選手のTwitterから引用させていただきました。
セッターは、ラグビーのスクラムハーフのように、日本では小さい選手がやるものと思われがちです。が、197cmのセッターで、しかも左利き。
あー、鼻血出そうな才能です。
次回のオリンピックではこの「ビッグ・ジュン(※)」の活躍はあるでしょうか、注目しましょう!
※わかる人にはわかる大人気漫画『スラムダンク』からの引用
次回は玉地さんです。よろしくお願いします!
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