北京五輪を楽しく見る!一足早い注目ポイント紹介【⑬スケルトン編】
気付けば2月4日に開幕が迫った北京五輪。
スキーやスケートなどウインタースポーツ全15種目が、20日までの15日間にわたって開催されます。
また、それに向けて日本代表選出のための選手権大会などもこれから続々と行われます。
例えばフィギュアスケートは、五輪以外でも毎年頻繁に大会が開催され、テレビ中継もあるのでどんな選手がいるのか、を知っている人も多いでしょう。ですがそれ以外の競技はあまりなじみのない方も多いのでは。
そこで五輪開催前にチェックしておきたい、各競技のルールや注目ポイントを紹介します。今回は「スケルトン編」です。
五輪前にいち早く知っておけば五輪も、そして代表決定戦も楽しめること間違いなし!
スケルトンの種目は?
スマートフォンのカバーなどでスケルトンという言葉に触れたことのある人は多いでしょう。
骨格、骨組みという意味ですが、スケルトンでは選手が乗るそりが極めてシンプルな作りなので、その名前がつきました。
急勾配の氷のコースを、小さなそりに乗って一気に滑り降りるスケルトン。ボブスレーと違って一人で滑ります。
うつ伏せで頭を進行方向に向け、時速130km以上で1分足らずで降下する、数ある競技でも珍しいスライディングスポーツです。
北京五輪では全長1,615m、最大斜度は18%、カーブは16箇所設置されます。
第二回冬季五輪の1928年で採用された歴史ある競技ですが、48年の五輪で復活したのを最後にいったん途絶えています。当時はまだヘルメットなどの器具が不十分で、危険だったからですが、器具も発達したことで2002年から復活し、今に至ります。
最高速度が120キロ近くに達する一方、選手はうつぶせのまま重心のかけ方だけで操縦する、難易度の高くスリリングな競技です。
なお種目はシンプルで、男子と女子だけです。距離も同一です。
スケルトンのルール・採点基準は?
選手は同じコースを2日間にわたって2回ずつ、計4回の滑走を行います。
合計タイムが一番速かった選手が勝者です。
なお、そりと選手の総重量の上限が男子が115キロ、女子は92キロ(平昌五輪時点)と定められています。
早い順番ほど人がたくさん滑っていないため氷の状態がよく有利になるため、滑走順は連盟のランキング上位順からなど、シードシステムが採用されています。
日本代表が決まるのは?
2022年1月16日時点で、2021-2022シーズンの国際連盟主催大会でのポイントを、より多く獲得した男女各25名が全世界から出場。
一か国としては最大3名が出場できます。
詳しくは日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟に記載されています。
五輪出場が期待される注目選手は?
上記の連盟のサイトに記載された、唯一の国際競技派遣選手である #木下凜 選手はワールドカップにも出場しており、確定と思われます。
また、 #臼井貴将 選手もヨーロッパのカップ戦などに出場しており、可能性がありそうです。
まとめ
実はスケルトンは国内に施設がなく、パンデミックの影響で海外遠征もできなかったため、陸上での練習しかできない状態が続いていました。
そのため、10月に北京で行われた北京五輪のテスト大会にも参加し、実戦感覚を取り戻そうとしています。
もちろん雪のない状態での滑走でしたが、本番のコースを事前に走行したことは必ず大きなアドバンテージになると思います。
また、1分もかからない速い競技ですし、何よりスリリング。
仰向けに滑るリュージュと共にお楽しみください!
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