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1月に観た映画まとめ:MCU俳優のタッグが楽しい編

可処分時間のほとんどを奪ってくることで有名な、マーベル・シネマティック・ユニバース作品(私調べ)。映画だけでも現時点(スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム)で計26本。シリーズ最古は2008年公開の『アイアンマン』で、つまり来年で15周年を迎えることになる。うわ〜、マジか〜。

作品数が多ければ、必然的に出演者も多くなるため、いまや周りを見渡せばそこかしこに「MCU俳優」がいる。と言うとやや大げさではあるけれど、意外な組み合わせが見られると萌え、いや、燃えてしまう……。ということで、今日は1月に観た映画作品の中から、MCU俳優のタッグが楽しいものをピックアップ!


メン・イン・ブラック:インターナショナル

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『マイティ・ソー』シリーズから、ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)とソー(クリス・ヘムズワース)のバディが登場! 幼い頃にMIBの活躍を間近で見て以来、憧れを募らせていたエリート新人のエージェントMと、チャラ男だけれど敏腕なエージェントHをそれぞれが演じている。同シリーズの作品に出ているから意外性は少ないけれど、このふたりが出ていなければこれは観なかった。彼女らがいれば、アクションシーンの迫力は約束されたようなもの。しかしおもしろいのが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開年にこれを当てていること。しかもソニー・ピクチャーズが……(笑)。いやいや、それはさすがに張り合えないだろう。

自分の有能さを試したい、真面目で、「恋は単なる脳の化学反応」と語るドライな新人と、仲間を失う痛手を負った経験のある、チャラくて元カノを思い続けている先輩。水と油のような関係性ではあるけれど、同じ目標を持ち、互いにバディになっていくところがいい。

実はテッサとクリヘム以外にもMCU俳優がこっそり混じってる。姿こそ小型のエイリアンだが、その声は『エターナルズ』のキンゴ、クメイル・ナンジアニ。かわいいけれどコミカルなところが適役である。こういうちんまいキャラクターに弱いんだよな。MCUでいうところのロケット&グルート的な。

「MCU俳優のタッグが楽しい編」と謳っておきながらなんだけど、私がいちばん興奮した配役は、エージェントO役のエマ・トンプソンだ。

ビジュアルが爆イケすぎるだろう……。ハリー・ポッターではトレローニー先生という瓶底メガネのクセつよ占い学の先生を演じていたけれど、この人ってば本当にかっこいいんだよなぁ。2/22にNetflixで配信が開始する『ビルド・ア・ガール』でも爆イケ雑誌編集長の役でちょこっと出てくるのでぜひ見てほしい。


ストゥーバー

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先ほども名前が挙がった『エターナルズ』のキンゴことクメイル・ナンジアニと、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズから、ドラックスことデイヴ・バウティスタのコンビ。意外すぎる組み合わせでワクワクする! ウーバーの運転手としても働き、生計の足しにしていたストゥー(クメイル)の車に、レーシック手術をしたばかりで一時的に視力が弱まっている警察官ヴィック(デイヴ)が乗り込んだことをきっかけに、凶悪犯罪の現場に巻き込まれていくアクションムービー! 星5つのクチコミほしさに、ヴィックの傍若無人な態度を受け入れざるを得ないストゥーが不憫かわいい。なんなの、守ってあげたすぎる。

ストゥーはその優しさに漬け込まれて、片想いしている女性にいいように使われており、自分の意見をなかなか口にできない、いわゆる「男らしくない男」として描かれる。対してヴィックはデカくて腕っぷしも思い切りもいい警察官、つまり「男らしい男」として表現される。でも、その影で家族を大事にしてこなかったことや、人を頼って来れなかったこと、ハグなどのスキンシップが苦手なことが明らかになっていく。この映画のいいところは、アクションとコメディ(しかも結構下品な言葉のオンパレードである笑)の軽いノリで、説教くさくなく「別に男らしくいなくてもいいんだよ」と伝えている点だ。しかも、男であるストゥーがヴィックにそれを諭していくという、男性同士でのケアが成立している。最高じゃん〜。

まあいちばんおもしろいのは、犬や猫には優しいのに、人間のことはバンバン殺していくヴィックの倫理観だ。おまえ、警察官だろ!(笑)

ちなみにヴィックの元相棒として、冒頭に少しだけ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』からネビュラ役の俳優、カレン・ギランが出てくるのだけれど、全然気づかなかった。だってネビュラの素顔、私は知らなかったもん(笑)

そういえば、『エターナルズ』って今後『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と合流するんだよね、確か。ということは、MCUでの共演も見られちゃうってこと? 待ちきれん〜〜〜!


MCU俳優が共演している映画は他にもあるけれど、特に好きなのはアイアンマン、ハルク、そしてミステリオの3者が共演している、実際の犯罪をベースにした映画『ゾディアック』(しかしこれはMCUがはじまる前)、それから『エターナルズ』のドルイグと『ワンダビジョン』の偽ピエトロがほか2名とチームを組み、希少価値の高い本を盗み出す、とてつもなく心臓に悪い映画『アメリカン・アニマルズ』だ。どっちもおすすめ。



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