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あぁ! あこがれの英国 〜阪急英国フェア〜


「イギリスが好きだ!」と意識的に思ったのはいつだろう?

たぶん小学生のときだ。
きっとだれしもが夢中になって分厚い本のページをめくったであろう、ハリー・ポッターの世界に強く惹かれたあの頃。

映画化もされ、空想の域に止まっていた魔法ワールドが目に見える形で現れた。小説の中でも特に好きだったキャラクターのロン・ウィーズリーが、俳優ルパート・グリントによって一層輝きを増し、「なんてかっこいいんだろう……」とさらに胸を高鳴らせたのでした(お小遣いなんてもらっていなかったので、本屋でよく映画雑誌の立ち読みをしていました)。

いつかイギリスに!

その願いは、しかしいまだに叶っていない。今年こそ! と思っていたら例のウイルス(「例のあの人」みたい!)によって、海外どころか国内旅行もままならなくなってしまった。あぁ、なんということだろう。

でも実は、大阪では2013年から毎年、飛行機に乗らずとも英国気分を味わえる祭典が開催されている。それが、阪急百貨店で行われている『英国フェア』だ!

私が英国フェアの存在を知ったのは去年(遅)。同じく英国好きの友人に教えてもらったPodcastがきっかけでした。でもこれを聴いたときはすでに終わっていたので、この1年間、じりじりとあこがれを募らせていた。

毎年テーマに沿って、イギリスのあんなお店やこんなお店の商品が出店される貴重な機会。今年はコロナ禍ということもあってか、『これが、私たちのティータイム。』と銘打たれ、おうち時間をたのしむためのさまざまな紅茶やティースイーツ、ティーウエアやリビングアイテムがずらりと揃えられていた。

ということで、いつもの通り長くてしょうがない前置きを終え、英国フェアのレポをお届けします! どどん!


10/8(木)
英国フェア2日目。
この日はたまたま午後に半休を取っていたので(本当にたまたま)、土曜日に友達と行く約束を取り付けていたにもかかわらず、いてもたってもいられず下見へ。

会場に足を踏み入れるやいなや、あまりのかわいさに心の中で悲鳴を上げた(いや、実際声出てたかも)。

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本当に夢のような空間。
あちこちで私を迎えてくれたハロッズベアたちのかわいいことかわいいこと。

同時開催で「英国で愛されるテディベア〜メリーソート社90周年記念〜」という展示もやっていて、英国人のクマに対する並々ならぬ思い入れが伝わってきた。そういえば、プーさんもパディントンも英国のキャラクターだもんね。

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クマたちだけでなく、目に入るすべてのものがかわいく見え、「これではお財布が持たない!」と自分の中の警鐘が鳴った。「今日はなんも買わんと出て! 下見やろ? 買いたいものの目星つけて、精査して、それで土曜日に買ったらええやん」と。

でも……でも……どうしてもこれだけは、我慢できそうにない!


どどーん!

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かわいい、かわいすぎるでしょ。
エリザベス女王と愛犬たちのお散歩トートバッグ。このなんともいえないコーギー犬の表情がたまらない。

「このトートバック、かわいいですよね〜」と売り場のおねえさんから話しかけられたとき、それまで内に留めておくしかなかった強めの感情が「ほんっっっっっまにかわいいですね………」という言葉とともに出てきてしまった。興奮しすぎだ。


10/10(土)
旧体育の日。
この日は約束していた友人と夕方に待ち合わせて現場入り(現場て!)

この日の大きなミッションは「スコーンを食べること」。それと、目星をつけていた品々を手に入れること。

スコーンのお店は3〜4店舗出ていたかな。
中でもいちばん人気だったのは「ザ・グローブ」。なんでも五つ星ホテルのスコーンらしい。これを買い求めるお客の行列は、お店を遠く離れた場所にもできており、最後尾がどこなのかもわからない。

この状況は木曜日の下見の時点でわかっていたので、私は別のお店に目をつけていた。「ベノア」である。英国王室御用達というのだから間違いないだろう。

グローブほどではなかったものの、ベノアの前にも列ができていた。10分ほど経った頃、順番が回ってきた。私は欲張ってプレーンとクイーンズと、いちじくくるみの3種とクロテッドクリームを購入。心はすっかりほくほくだ。
※クイーンズは、クロテッドクリームが生地に練りこまれた、しっとり甘いスコーンだ。

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しかし私の旅はこれで終わりではない。このあとも友人に付き合ってもらい、買うと決めていたものを求め、サラミラーのデザイン缶がかわいい、ショートブレッドハウスオブエディンバラと紅茶のお店・ノーティーズへ。

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目当てのものをすべて手に入れた私はすっかり満足。

「よし、これでOK。じゃあスコーン食べよ!」
「口ん中の水分全部持っていかれそうやから、どっかで飲みもんも買お〜」

こんな友人との会話を予期していたかのように、ハロッズのティーバーが私たちの目に入り、「ここに紅茶あるで」と誘う。

この日は暑かったので、ふたりともアイスティーを購入。甘く香り高いアップルティーは、つかれた私たちの鼻腔と喉を癒した。

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英国へのあこがれは、英国フェアを通してさらに高まった。
例のウイルスの流行がいつ終息し、いつまた旅に出られるようになるかはわからない。もしかしたら2〜3年は諦めないといけないかもしれない。

まだまだ不安の拭きれない中で、それでも日本にいながら異国気分の味わえるフェアを開催してくれた阪急百貨店に、感謝感激雨あられなのでした。

来年もまた来れますように。



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