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学歴コンプレックスと就活

オンラインキャリアセミナー

オンラインキャリアセミナーはオンライン就活のサービスの1つとして2020年4月から始まり、学生は1日1時間のOBOG訪問として「仕事を楽しんでいる大人」の話を聞くことができます。

今回は米田峻さんの「一切自己分析せずに就活した男のしくじり話」を聞きました。「自己分析って意味あるの?」とか「自己分析のやり方がわからない!」という就活生も多いのではないでしょうか。

米田さんの約1時間のお話を聞けば、自己分析の重要性を再認識し、そのやり方のヒントを得ることもできます。そして、何より学歴コンプレックスの本質がわかる...かもしれません。(動画は1時間ですが1.75倍速&案内を飛ばせば30分くらいで見終わります)前半は米田さんの就活無双話(しくじり話)で、後半は大手ではなくベンチャーを選んだ理由の話(成功話)です。また、学歴コンプレックスの話は48:00あたりから始まります。


米田さんのしくじり就活(大手企業30社の内定)

米田さんは大学受験に失敗し、その学歴コンプレックスから就活では大手に内定をもらい周りの人を見返してやろう!というモチベーションがあり、はじめは大学受験と同じ感覚で就活を行なっていたそうです。ドラマの影響で医師になりたいと思ったり弁護士になりたいと思ったりするようなミーハーだった米田さんは、過去を遡る自己分析をしてもやりたいことなんてわかるわけがない!と思い、その代わりに就活の構造を研究し始め、効率的に大手企業から内定を取るための就活を始めます。


具体的には...

・会社の求めている人材を調べ上げ、その人物像になりきって性格診断を受ける

・中期経営計画で逆算的に企業が求める学生像などの仮説を立てる

・OB訪問でその仮説が正しいのか答え合わせ (間違っていても考えている学生であることを企業にアピールでき、また正解を教えてもらうことができる)

・ESを入手し落ちた人と受かった人の差を分析

・ガクチカ=会社が自分を取るメリットをアピール

・志望動機=自分がその会社に入るメリットをアピール

・中期経営計画で逆算的に企業が求める学生像などの仮説を立てる

・OB訪問で仮説が正しいのか答え合わせ (間違っていても考えている学生であることを企業にアピールでき、また正解を教えてもらうことができる)

・同業他社の比較→五軸分析

1. 業界の魅力/ 2. 理念や事業内容の魅力/ 3. 仕事内容の魅力/ 4. キャリアや報酬の魅力/ 5. 働く人や社風の魅力


大手企業から内定をもらうことが目標でそれぞれの会社の魅力を語ることができなかったため徹底的に企業のことを調べ上げたそうです。その結果、30社以上の内定をもらうことができたそうです。就活完全燃焼。大勝利。

しかし...

この大勝利が米田さんの就活におけるしくじりだったそうです。ちょっと何言ってるかわからないですよね。

米田さんのやりきった就活(ベンチャー就職)

ここまでの話を聞くとセミナーのタイトル(一切自己分析をせずに就活をした男のしくじり話) 間違ってるじゃんってなりますよね。しかし、大手企業の内定先から入社する企業を選ぶ中であることに気付きます。

大手企業の社員に夢を聞くと、自分の目標ではなく会社の目標を話す人が多い。

そこで、自分自身の夢を語れない人が多いことに違和感を覚えたそうです。

一方で、スノーボードを本格的に行っていた米田さんはスノーボード仲間に同じ質問をしたそうです。すると、彼らは生き生きと自分の夢を語ったそうです。

この対比によって、学歴コンプレックスに苛まれている自分ダサいな...と思い、また、自分は大手企業に入りたいのではなく周りに認められたかっただけであることに気付き、疎かにしていた自己分析を始めるのです。


具体的には...

・過去の自分の意思決定を振り返る

・自分が楽しい!と思った過去の瞬間を書き出す

・今後どのような生き方をしたいのかを考える

・自分が死ぬ時、どういう人でありたいかを考える

自己分析を徹底的に行った結果、今の会社に入社を決めたそうです。(「大企業の面接会場の待合室で流れていて感動した動画」を作っている会社に入社することになります)

学歴コンプレックスの本質

ここまで読んだ方の中で、

「結局、米田さんは就活で大手企業から内定をもらえたから学歴コンプレックスを克服し、ベンチャー企業に就職しようと思えただけで、大手企業から内定を貰えそうにない私は一生学歴コンプレックスに向き合わなければならないのではないか...」

と思うかたもいらっしゃるかも知れません。

しかし、ここからが私が一番伝えたかったことです。

米田さんの解釈では、学歴コンプレックスの根元は学歴そのものではなくやりきれなかったことに対するコンプレックスだそうです。

例) 一浪していれば第一志望の大学に入れたかも知れない...

もっと勉強していれば第一志望の大学に入れたかも知れない...

複数の大手企業から内定をもらったものの、実際には当時の第一志望(大企業)には落ちてしまったそうです。しかし、自分がやれることは全てやりきった上での結果だったので、納得できたそうです。逆に、受かったところは全部自分の実力だと言い切ることができたそうです。

米田さんが自己分析で「自分が死ぬ時、どういう人でありたいか」を考えたそうです。もし死ぬ直前まで学歴コンプレックスを抱えていたらすっっっごくダサいですよね。その人の人生は大学受験で時間が止まってるの?ってなりますよね。米田さんのお話を聞いて、やりたいことをやりきっていい思い出に変えたら学歴なんてどうでも良くなる気がしました。長い人生の中で18歳の時のことばっかり考えてしまうのって、かなり空っぽな人生じゃないですか?そんなことより、自分があの時したあの仕事でいろんな人が喜んでくれたなぁとか、あの時はめっちゃ辛かったけど仲間と協力して最高の仕事ができたなぁとか、今まで関わってきた人たちの顔が思い浮かんだりする人生の方が絶対いいですよね。

大学受験や就活は長い人生の中でも大きな決断を迫られる時なので注目されやすいだけで、何事に対してもやりきるれば自分の選択に自信を持つことができるのだと思います。逆に、途中で投げ出せば一生モヤモヤが残ってしまい、それがコンプレックスと呼ばれるものなのだと思います。

米田さんのTweet

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