ゲームレビュー:ペーパーマリオオリガミキング
Nintendo Switchのペーパーマリオオリガミキングをクリアしたのでゲームレビューをまとめます。ネタバレなし。
どういうゲーム?
謎解き中心のアドベンチャーです。RPGに見えるかもしれませんが、レベルアップも経験値もありません。どれだけ戦闘しても強くならないのでバトルがあるアドベンチャーというのが近い表現になります。
謎解きをしてハートをゲットすると最大HP増加や与えるダメージがちょっとだけ増える育成要素は別にある。
良いところは?
おなじみのキャラクターとポップなビジュアルで安心の任天堂クオリティで遊べます。
CERO:Aなのでお子さんにも遊ばせること可能。
バトルがパズルなので毎回考えて戦う必要があります。
バトルがパズルなので、長時間遊ぼう遊び続けるという感じにならなくて、自然とある程度ちょっと進めたら休もう今日はこれでおしまいと小分けにして遊ぶゲームになってます。長時間遊び続けるゲーム依存になりにくく比較的健やかに遊べるゲームデザイン。
謎解きがまあまあ骨太。ちょっと一見どこにいるか分からないキノピオやお宝フィギュアなど探す謎解きが沢山ある。
収集要素が多い。キノピオ、ハテナブロック、音楽、トロフィー、お宝フィギュア、スカスカ穴埋めなどコンプするための要素が多いのでやり込もうと思えばかなり時間がかかります。
バトルでの経験値貯めてレベルアップがないので、パズルや謎解きのセンスやコツを見つけるのが上手ければどんどん先に進めます。
表現や演出がクリエイティブ。
音楽が好きな人が作ってるんだろうなということで音楽シーンも多め。
悪いところは?
バトルのパズルが疲れます。ストーリー進行するとどうしても発生する雑魚戦がかなりある。
バトルをするメリットがコインを貯めるぐらいしかない。経験値がないので積極的にバトルをする理由はあまりありません。避けれるならなるべく避けて進行した方がスムーズ。
攻撃手段が消耗品。攻撃手段はブーツやハンマーでダメージを大きく与えられるものは何回か使うと壊れる消耗品。壊れないデフォルトの攻撃手段もありますがダメージが小さいのでバトルが長引いたり、HPの消耗が激しかったりなどのバランス。
パズルのセンスがないと難しい。コインを大量に使えばある程度楽はできます。
ボス戦はさすがにコインを使っての力押しだけじゃなくて謎解きやパズルもそれなりにできないと倒せないようになってます。未就学児や小学校低学年だとクリアできなかったりする子もいるのでないかぐらいの難易度です。
新規性・独自性は?
表現や演出がかなりクリエイティブ。
いろんなオリガミが登場しますが実際にオリガミとして作れるんだろうなとオリガミ作りの監修の手が入ってるのを感じ取れます。
バトルは個人的にはめんどくさいけど、他で見たことのないパズルベースのバトルになっているのも事実。
ストーリーは?
マリオとしての王道ストーリーです。ここはあまり説明することもありません。
シームレスなオープンワールドでもなく、攻略手順も決まっている一本道のアドベンチャーになっている。
プレイ時間は?
任天堂のアプリで確認したら、ストーリークリアで20時間。引き返したり寄り道したりあまりしなかったので最短でこれぐらい。
収集要素コンプなどやり込めば40時間以上は遊べそうです。
どんなやりこみがある?
各フィールド毎に収集要素がある。キノピオ全員見つけたり、スカスカ穴を埋めたり、お宝フィギュアを集めたり。
サウンド集めやトロフィー集めなどの他の収集要素もある。
川下りやクイズなどのミニゲームもある(やりこまないと貰えないコンプ要素が含まれてる)
お宝フィギュアは100種類以上あり、全体的なボリュームはかなりあると言える。
総評
前作のカラースプラッシュより面白くなっています。(前作の最大の欠点は攻撃手段や召喚魔法としてのシールが消耗品だったのに毎回シール集めしないと攻略を進められなくとても面倒臭かった)
クオリティは及第点のアドベンチャーで世界観もクリエイティブでしっかりしてる。探索できるフィールドもある。
100点満点で80点はある。加点要素と減点要素があって加点部分は人によっては大きく伸びるかも。(95〜75点ぐらいの幅になるんじゃないか)
最後に
個人的な話:攻略をまったく見ないで自力だけでストーリー進行してほぼ引き返さないでいたので、アクセサリー装備しない&あまり育成しないでクリアしました。あとで攻略情報を見てみるとまあまあ難度高めの条件でクリアしたようです(それでもストーリークリア20時間)
moonを作ったメンバーの一人工藤太郎氏がイベント担当なので、ある意味この作品もラブデリック系の系譜に含まれます。ラブデリックらしいところは出しすぎない感じで残ってます。
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