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ゲームレビュー:ゼルダ無双 厄災の黙示録

ゼルダ無双 厄災の黙示録をストーリークリアしたのでまとめます。

筆者のステータス

最近の無双系は遊んでいない(ペルソナ5Sは遊んだ)
ゼルダ無双ハイラルオールスターズは遊んでいない
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドはクリア済み

この記事はゲームレビューなのでネタバレなし

どういうゲーム?

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(以後ゼルダbotwと記述)の100年前の前日譚を描いた無双系のアクションゲーム。(無双系が分からない人は無双OROCHIやワンピース海賊無双などの既出のゲーム動画を見てください、すぐどんなものか分かるはず)

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オープンワールドではなく箱庭のステージを各ステージ毎にミッションを達成してクリアするタイプ。ゲーム性はゼルダbotwとは明らかに違うもの。(山登ったり泳いだりしない、探索メインではない)

ステージ毎のミッションは最深部にいるボスを倒せ、最深部の目的地まで到達しろなどがあります。そこまで捻ったミッション内容はあまりない。

難易度は選べます。イージー、ノーマル、ハード、ベリーハードの4種類。(一応各ステージでどの難易度でクリアしたかの記録は見れる)


良いところは?

ゼルダbotwの世界観で無双系が遊べる。

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ゼルダbotwの100年前の世界でどうだったのかのストーリー描写が見れる。(ストーリーはオリジナルストーリーでしっかりしてる)

ゼルダbotwのキャラクターを操作して遊べる(ゼルダ、4英傑など)。

事前情報で公開されていたキャラ数よりもプレイアブルキャラクターの数は多い。(ゼルダ無双ハイラルオールスターズは29体、厄災の黙示録は10体以上は使えます)

神獣(対ガノンの巨大兵器)に乗って操作できます

フルボイスのムービーで物語が楽しめる。

がっつり遊べるボリュームがある。(やり込みの話なので後述します)

多彩なアクションがある。(リモコンバクダンやピタロックなどゼルダbotwで使えたアイテムもほぼ揃っていて使える)

若い頃のインパが見れる・操作できる。(インパはゼルダbotwに出ている100才を超えた老婆)

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ギャラリーが充実してて、キャラクターイラスト・ムービー・ハイラルチャレンジ達成時のコメント・BGMがある。特にBGMがいつでも聞きたいものが聞けるのがgoodポイント。

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悪いところは?

ステージ開始のロードがやや長い

リンクの乗り物に乗れない。(馬やバイク無し)

ステージ端などで戦うと回避が三角飛びになってしまい、回避しないできないシチュエーションがある。(あまりステージの端に寄らないとか意識して動く必要がある)

戦闘中のカメラワークが良くない状況がある。(あまり敵に近づき過ぎないとかステージの端に寄らないとか意識して動く必要がある)

体の大きいプレイアブルキャラクターだとカメラワークと関係して敵の姿や動きが見えにくいことが多々ある。(あえて引き気味に距離を取って戦うなどの工夫がいる、個人的にはそれでやってもキツイ見えにくい視認性が悪くなるキャラがいる)

後半や終盤のボス戦が間延びしがち。効率よくダメージを与えるためにパターンを覚えて敵の防御に関わるゲージを削るゲームになる。

ボスが硬いので行動パターンを覚えて隙をつきウィークポイントゲージを削っていき、そのゲージがなくなったら隙だらけになるのでそこで撃てるようになる高火力のスマッシュで敵の体力をようやく削るというのを繰り返すゲームになる。

必殺技やスマッシュがややテンポが悪くサクサクアクションできてない。(毎回ちゃんと必殺技やスマッシュのモーション見せられる形)

やや反射神経がいる(ボスの特定アクションに対応したアイテムを瞬時に理解・判断して使わないといけなかったりする、リモコンバクダンをこのタイミングで使うとか。慣れたら覚えてパターン化できるようになります)

料理の効果がなんかショボい。素材ドロップ確率アップの料理だけ存在価値が高いというような印象を受ける。他だと例えば攻撃力アップの料理はダメージ10%上がるのが上級な料理などそんなクラス。


ストーリーは?

ゼルダbotwの100年前の前日譚という風に謳っています。

そう聞くとゼルダbotw遊んでない、クリアしてなくても過去の話だから楽しめると思うでしょ?

はっきり言います。そうじゃない、そう思うと落とし穴に落ちる。ゼルダbotwを遊んだ人じゃないとストーリー展開についていけないようになってます。

というわけでゼルダbotwを遊んでる必要があります

すみませんここまでしか言えないんです。ストーリー内容はネタバレに触れる禁則事項が多い。


プレイ時間は?

ストーリークリアとコンテンツの制覇率50%ほどでプレイ時間27時間でした。(コンテンツ制覇率はゲーム終盤でシステムに出てくるようになる)

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終盤以外(5章あたりまで)はしっかり寄り道して各ステージクリアしていったぐらいの遊び方です。(終盤5章以降のステージが難しく時間がかかるのもあるのでストーリークリアの方を優先)


どんなやり込みがある?

ストーリークリア

ハイラルチャレンジという名の素材を消費してキャラや施設を強化するクエスト制覇

ストーリー進行に応じて解放されるステージクエストの踏破(全部で100ステージはある)

理想の武器作り

隠されたプレイアブルキャラを仲間にする

各種難易度でステージクリア

などがあります。

体力を増やしたり強い技を習得したり必殺技ゲージを増やしたりなどはハイラルチャレンジをやる必要があるので必然的に素材集めていく。(ハイラルチャレンジそのものは素材を消費してクエスト達成を選択するだけ)

素材の種類は豊富でゼルダbotwに出た食材など大半の物が出てきています。

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だいたいは解放されるステージクエスト踏破も進めれば初回クリア報酬でそれらの素材はだいたい揃うようになってる。(一部買い物して集めた方が効率の良い素材もある)

技やプレイアブルキャラや施設などコンテンツ解放のために目的の素材を探し求めていろんなステージやお店で素材を買ったりするのがやり込みの第一段階になる。(コンテンツ解放まではそうなる)

コンテンツ解放後の第二段階は理想の武器作りなどに取り掛かっていく。無双系の恒例だと難易度に応じて良い武器強い武器が落ちるようになってるので多分このゲームもそうじゃないかと思います。


総評

ゼルダbotwを遊んだ人にじっくりと無双系で遊べる前日譚としての続編になる。

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やり込みはまず素材集めがメインになっていくので、どこのステージで周回するのが素材集めやすいだろうかと攻略記事や攻略サイト見たくなる(見ないで独力でストーリークリアまではしたがその後の素材集めの周回を考えると独力でやっていくのはかなりめんどくさい)

ゼルダbotw2にゼルダ無双厄災の黙示録の内容がどう繋がっていくかはストーリークリア時点ではハッキリしません。(クリア後もやることや謎が残っていて判断できない)

100点満点でいうと80点はある感じ。加点や減点が人によってかなりバラつくと思います。

ストーリーとしては厄災ガノン勢力とハイラル国民勢力の戦争なので無双系でないと描写できない内容。(必然的にゼルダbotwのオープンワールドのシステムから離れざるを得ない)

やり込み内容を見ると、何回も周回して素材や武器を集めなきゃいけないタイプの無双系が嫌いな人は合わないでしょう。(ゼルダのストーリーや考察のために我慢して遊ぶ人もいそう)そこにフォーカスすると地味な作業を積み上げてコツコツ努力するのが好きな人には向いてます。


最後に

良いところ面白いところの大半はネタバレに繋がりやすいのであまり言えません。

え、このキャラが使えるの?とかそういうのです

ストーリークリアはしましたがそこまでの範囲だとかなり謎が残って、クリア後に追加される要素もあるのでストーリークリアしただけで分かることはあまりない。やりこまないと謎に関する情報が入手できないのでゼルダbotwシリーズやゼルダシリーズの歴史考察にもどうなのかハッキリしない。(ゼルダシリーズ正史として組み込まれるのかもハッキリしてないですけどね)

考察の余地があるかはストーリークリアした程度だとなんともいえない

追記:最後のプレイアブルキャラを仲間にし、もう一つのEDを見ました。新しい情報があまりなく、シリーズや歴史の考察のしようがない状況。プレイ時間37時間マップ制覇率70%。考察の余地はあまり考えなくて良さそうです。

のんびり遊ぶのに向いてると思うので遊ぶ時間がたっぷりある年末年始向きのゲームかなと



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