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戦術論:問題児LACT-450

こんにちは。
ポケモンフェスを控えてヨビ祭期間中です。
今回はLACT-450についてです。


LACT-450のこれまで

金策でラクト談合が産まれる

ナワバリで8人がLACT-450を持って塗り合いだけをして、大量に塗りポイントを稼ぎ、塗りポイントがお金に変えられるのを利用した手法。
野良で紛れ込んだ人をみんなで囲っていじめて追い出して、仲間内でラクト談合をやろうとする動きが出たりなど問題行動をする人も増えた。
広義では、八百長試合、利敵行為に当たるので誉められた行為ではない。

スタートダッシュ杯でマルミサ特化ラクトマンが刺さって流行った

前衛3名とLACT-450の構成が勝ち上がり、流行る。
LACT-450の役目は、自陣塗りとマルミサ連発をする。
主な戦闘は前衛3名に任せ、自陣塗りを終えてから戦線参加する役割。
チームメンバーがそれでいいと合意を取って採用された構成、戦術である。

自陣引きこもりラクトマンが流行った

スタートダッシュ杯の影響で、オンラインでも真似をする人が急増した。
配信者でこれが強いと広めた人間がいたのも拍車をかけた。
短絡的に、自陣引きこもりラクトマンだと勝てる強いと判断したプレイヤーが続出した。
オンラインでコミュニケーションが取れないのをいいことに合意を取らずに勝手に実行し、戦闘を他の3人に押し付けて自分は仕事したつもりになる唾棄すべき戦術である。
他のブキ使いからは、味方負担になるからやめろ、敵に自陣引きこもりラクトマンが来たらカモ、戦線の駒不足のことを何も考えてない、など様々な声が出た。

敵陣抜けラクトマンという概念が出た

自陣引きこもりラクトマンは弱い。
それだけでは勝てないと考えたプレイヤーが、敵陣に抜けて荒らすラクトマンだったら強いのでは?と実行し、配信などでアピールした。
この戦術がどうなのかは、後で詳しく述べる。

個人的にLACT-450について思うこと

ラクト談合については金策に走って他人に迷惑かけたり不快な思いをさせたプレイヤーが悪いと思う。切り離して考えている。
自陣引きこもりラクトマンについては嫌いである。
非常に自分勝手な奴だなと思う。
敵にいたらカモだが、味方に来たら足手まといが来た、ハズレの編成運だ、最初からちゃんと戦線で戦うつもりのない奴がきた。
そういう感覚になる。
あまり良い印象は持ってない。


自陣引きこもりラクトマンの問題点

まず戦線について理解をする必要がある。

マサバのエリアの場合

ルールやステージによって、激戦区となる区画が大体決まり、そこを中心に戦線ができる。
それぞれのブキは戦線を押し込んだり押し返したりするために激戦区に集まりそれぞれの射程でポジショニングして戦闘していく。

メインウェポンの届かない位置にいると戦線の駒不足が起きる。
人数不利が発生する。
戦線に絡んでいくのは基本である。

自陣引きこもりラクトマンは戦線から離れてマルミサを撃っていくスタイル。
メインウェポンの届かない位置にいると戦線の駒不足が起きる。
人数不利が発生する。
自陣引きこもりラクトマンはマルミサを撃っているから試合に参加している、貢献していると錯覚する。
実際にマルミサが貢献しているかどうかは時と場合による。
思考停止して戦線に参加しないプレイを繰り返し続けている。
一緒に遊ぶチームメイト3人に対しての配慮も欠けている。
フェアプレイの精神がないとも言えるだろう。


自陣引きこもりラクトマンにも程度があるのが問題をややこしくしている

重症者の場合はほとんど出てこない
軽症者の場合は後から戦線に絡んでくる

重症者のパターンと軽症者のパターンがある。
この2つは混同されて話されていることが多い。
主に問題となるのは重症者のパターン。
軽症者のパターンも嫌う人はいる。
単純に「メインを使いこせてないのにLACT-450かついでくるんじゃねえよ」と思われてるケースもあるだろう。


新たなパターン:敵陣抜けラクトマン

自陣引きこもりラクトマンはダメだと新しいパターンが出てきた。

敵陣抜けただけで刺さらないパターン
敵陣抜けて刺さったパターン

刺さるパターンと刺さらないパターンがある。
戦術的に有効にするためには戦局をちゃんと見ていないといけない。
思考停止で簡単にできることでもない。
ちゃんと刺さるタイミングでできてたら貢献者だし、刺さらなかったらちゃんと周り見ろバカと言われて終わりである。
難度的にも中上級者向けの話である。


敵陣抜けの分野には先輩が既にいる

敵陣抜けの分野は既にボールドマーカーやパブロの先駆者がいる。
敵陣抜けラクトマンが新しいわけでもない。
意味のある敵陣抜けをしろとボールドマーカーやパブロでも怒られた時代が、スプラ2の時に既にある。
敵陣抜けラクトマンもそればかり狙っても意味がない。


マルミサ連発チーターの事例

常にスペシャルゲージ満タンのチートを使って1試合に30発以上マルミサを撃ったりするチーターが出たことがある。
そんなマルミサ連発チーターでも毎試合勝てなくて負けてたりする。
何十発もマルミサ撃てても常勝するわけじゃないと。
そんなにマルミサ撃ってズルしてるのに勝てないのかよと、そのチーターはバカにされていた。
マルミサに対して過度の期待をしすぎてる。
マルミサに頼るのでなく、ちゃんと戦局を見て戦線に絡んでルール関与しないと勝てない。


LACT-450はフールプルーフが備わっていない

フールプルーフとは「何も知らない人が使っても大丈夫なように証明されているもの」「使用方法を知らない、もしくは間違った使い方をしても大事に至らないような設計」
この場合の間違った使い方とは、塗りが強いから戦線に参加しないでマルミサ回してるだけでいいじゃんという使い方のことだ。
任天堂側の明らかな設計ミスだと思っている。
流行ってほしくない抑制したい戦術だと、アップデートの説明文で表明するぐらいなら、さっさとフールプルーフが機能するように調整してしまった方が良い。


最後に

LACT-450はリワークして、マルミサを取り上げてカニタンクやアメフラシなどに付け替えるのがマシだろうと考えている。
巷では、マルミサを撃っても着弾するまではスペシャルゲージを貯まらないようにして連発しにくいよう弱体化調整するべきだという論調が出ている。
戦術的にあまり健全じゃない流行り方をしたのがLACT-450のもたらした問題点である。
今後まともになっていくのだろうか?
様子を見守るしかなさそうである。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

追記

2022年冬シーズンのアプデ調整でマルチミサイルの弱体化が決まった。
撃ってすぐスペシャルゲージを貯められないようにスペシャルゲージのロックがかかるようになり、自陣引きこもりラクトマンがやりにくくなる、マルチミサイルを撃てる頻度が下がる。
スペシャルゲージのロックは10秒となり、マルチミサイル回転率は大幅に悪化することになった。(1試合に12発撃ってたのが6発未満になる見通し)

PS:多少の異論はあるかもしれないが、かなり細かく整理して説明しないと反論も成立しないのでしんどいだろう。そこまでちゃんとまとめて反論するなら良いと思う。

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