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メキシコ コロナ禍の観光関連の現状まとめ㉔

3月18日、メキシコ連邦政府は、全国の信号情報(感染症危険情報)を以下のとおり更新しました。
適用期間は基本的に3月21日〜4月3日(本日3月21日)となります。

・「赤色」(0州):  *0州を維持   病床65%以上が埋まっており、2週間感染者数が増加傾向。公共機関、学校など閉鎖。健康上のリスクを持つ人は外出不可

・「橙色」(0州): *0州を維持   病床65%以下が埋まっており、2週間感染者数が減少傾向。公共機関、学校など一部解除。健康上のリスクを持つ人も外出可

・「黄色」(0州): *1州から1州減 2週間の入院者数、感染者数が減少。公共機関、学校など 一部例外を除き、商業施設は収容人数の50-75%で営業可

・「緑色」(31州):  *16州から15州増   基礎的な衛生防疫措置を講じれば、特段の制約なし アグアスカリエンテス州、南バハカリフォルニア州、バハカリフォルニア州、 カンペチェ州、チアパス州、チワワ州、メキシコ市、コアウイラ州、コリマ州、 ドゥランゴ州、メキシコ州、グアナフアト州、ゲレロ州、イダルゴ州、 ハリスコ州、ミチョアカン州、モレロス州、ナヤリット州、ヌエボレオン州、 オアハカ州、プエブラ州、ケレタロ州、キンタナ・ロー州、 サンルイスポトシ州、シナロア州、ソノラ州、タバスコ州、タマウリパス州、 トラスカラ州、ベラクルス州、ユカタン州、サカテカス州


新型コロナウイルス感染症発生状況(3月21日正午現在)

メキシコ全土  (人口: 1億2891万人 世界10位)
(1)累計症例数: 5,633,928名
(2)累計死亡者数:   322,072名

その他

・米国、グアテマラ、ベリーズとの陸路国境における不要不急の移動制限は解除されています。   
・米国政府は、昨年1月26日来、空路で米国へ入国する者に対し、ウイルス検査の陰性証明の提出(PCR or 抗原検査)を義務付けていますが、メキシコ政府は米国人含め、空路入国に何も義務付けていません。   
・外国人のメキシコ空路入国時に「ブエラ・セグーロ」にてQRコード取得が必要とされていましたが、実際には    提示を求められない等、有名無実な制度となっていましたが、現在は正式に不要(緩和)となりました。 ・ANA(成田⇔メキシコシティ直行便)は、2020年12月から週7便、デイリー運行を継続中です。   
・インタージェット、アエロメヒコ共に国際線・国内線ともに運休・キャンセルが相次いでいます。アエロメヒコは日本メキシコ商工会議所からも脱会。2022年10月まで成田線(直行便)の運休を発表しています。

・ワクチン接種は日本と異なり、メキシコではファイザー、モデルノ、アストラゼネカ、スプートニク、シノバック等、「手当たり次第。治験や安全性は度外視」で確保を進めている状況が、慎重な日本とは大違いながら接種数でも日本が大きく進んでいます。現在メキシコでは18歳以上の3回目が接種対象になっています。    
ワクチン接種状況(2022年3月21日現在): 
全体:188,763,277本 …3回目接種の数を含む
・日本政府の水際対策において、メキシコは継続して対象国となっています。メキシコ在住日本人は帰国時PCR  検査の陰性証明(72時間以内の検査)+3日間の強制隔離+4日間の自主隔離が必要とされる上、2021年3月19日以降は位置情報把握の為、スマホの携帯が義務付けられています。  
・メキシコ人旅行者は原則的に日本へのビザは不要ですが、現在は引き続き入国不可となっています。  また、日本が定める自主隔離期間が短くなる等のワクチン接種証明が有効な国にメキシコは含まれていません。

メキシコの近況

・メキシコでもオミクロン株の感染拡大が顕著でしたが、3回目のワクチン接種(ブースター接種)も日本と 同様にある程度進んでおり、現在は15歳以上なら3回目の申込みが出来る時期となっています。  
・メキシコで新空港フェリペ・アンヘレス国際空港(IATA3レターコード:NLU)(国内呼称:AIFA)が開港。 https://www.gob.mx/nuevoaeropuertofelipeangeles/en    
現時点は国内線LCC(ボラリス、ビバ・アエロブス)とアエロメヒコ航空の一部路線が機能を移転すること となっていますが、ANA支店長曰く「移転など声もかかっていない」そうで、国際線については暫くは現行の ベニト・ファレス国際空港(IATAコード:MEX)(国内呼称:AICM)を利用する状況が続きます。メキシコシティから約45キロ北東に位置し、アクセスの便も未完全な新空港AIFAより、市内にある現空港 AICMのほうがAIFAより断然に楽です。   
・2022年3月21日現在で一般公開されている遺跡、博物館は次ページをご参照下さい。
*人数制限などの条件や公開時間の短縮など要確認。再開した施設が増えた為、紙面が足りなくなりました。    
*一部の州ではINAH管轄の考古学ゾーン、遺跡の再開がアップデイトされていません。INAH公式サイト上で閉鎖中でも、現地では制限解除している場合もあり、要確認です。    
*INAHの公式サイトでオープンの記載があっても、現地事情で再閉鎖もあります。   
・「春分の日」=ククルカンの降臨(チチェン・イッツァ遺跡)は 感染予防を前提に年2回の降臨現象を見ることが出来ます。1日1万5千人以上の来場が見込まれています。    (画像は2019年3/21筆者が撮影したものです)


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