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メキシコ コロナ禍の観光関連の現状まとめ⑲

1月11日、メキシコ連邦政府は、全国の信号情報(新感染症危険情報)を以下のとおり更新しました。
適用期間は2022年1月10日〜1月23日となります。

・「赤色」(0州):*0州を維持
病床65%以上が埋まっており、2週間感染者数が増加傾向。公共機関、学校など閉鎖。健康上のリスクを持つ人は外出不可。

・「橙色」(3州):*0州から3州増
病床65%以下が埋まっており、2週間感染者数が減少傾向。公共機関、学校など一部解除。健康上のリスクを持つ人も外出可。
南バハカリフォルニア州、チワワ州、タマウリパス州 

・「黄色」(10州): *4州から6州増
2週間の入院者数、感染者数が減少。公共機関、学校など、一部例外を除
き、商業施設は収容人数の50-75%で営業可。
アグアスカリエンテス州、バハカリフォルニア州、コアウイラ州、コリマ州、ドゥランゴ州、キンタナ・ロー州、シナロア州、ソノラ州、ユカタン州、サカテカス州

・「緑色」(19州):*28州から9州減
基礎的な衛生防疫措置を講じれば、特段の制約なし
カンペチェ州、チアパス州、メキシコ市、メキシコ州、グアナフアト州、
ゲレロ州、イダルゴ州、ハリスコ州、ミチョアカン州、モレロス州、ナヤリ
ット州、ヌエボレオン州、オアハカ州、プエブラ州、ケレタロ州、サンルイス・ポトシ州、タバスコ州、トラスカラ州、ベラクルス州

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新型コロナウイルス感染症発生状況(1月8日正午現在)は次のとおりです。

メキシコ全土  (人口: 1億2891万人 世界10位)
(1)累計症例数: 4,083,118名 
(2)累計死亡者数: 300,101

その他

・メキシコは感染再拡大(こちらでは第4波となります)しつつあり、警戒
 レベル更新も前回に比べてオレンジが北部3州、黄色が10州(主に北部
 とユカタン半島)と増加に転じています。
 他の半数以上の地域では緑信号(外出・商業施設の営業の規制がない)が
 続いていますが、欧米諸国の感染再拡大の影響が時間差で来ることに加
 え、遂に累計死者数が30万人超えとなり、引き続き感染防止対策を呼び
 かけています。
・現在メキシコでは乗務員、関係者の感染および濃厚接触が原因によるフラ
 イト・キャンセルが相次いでおり、本日も消費者保護局が、自分の意思で
 ない運休や遅延による返金手続きのガイドラインを発表していました。
・米国国境における不要不急の陸路での移動制限が,11月8日に解除とな
 っています。
・尚、グアテマラ、ベリーズの陸路国境においては、不要不急の移動制限が
 解除されています。
・米国政府は、昨年1月26日来、空路で米国へ入国する者に対し、ウイル
 ス検査の陰性証明の提出(PCRor 抗原検査)を義務付けていますが、メキ
 シコ政府は米国人含め、空路入国に何も義務付けていません。
 その為、米国はじめ中南米からの観光客がカンクンなどカリブ海側リゾー
 トやロスカボスで増加しています。
・外国人のメキシコ空路入国時に「ブエラ・セグーロ」にてQRコード取得
 が必要です。https://www.vuelaseguro.com
・ワクチン接種は日本と異なり、メキシコではファイザー、モデルノ、アス
 トラゼネカ、スプートニク、シノバック等、「手当たり次第。治験や安全
 性は度外視」で確保を進めている状況が、慎重な日本とは大違いながら、
 接種数でも日本が大きく進んでいます。現在メキシコでは12-17歳も 
 種対象になっています。

メキシコの状況

・クリスマスと年末年始が1月6日の「三賢人の日」で終った感のあるメキ
 シコですが、3日(月)に23名だった。オミクロン株による感染者が、
 7日(金)には374名まで確認され、ラテンアメリカではオミクロンに
 よる感染拡大が突出していると報道されています。
・上記報道の要因を「年末年始にアメリカ人観光客が多かったのが他の中南
 米よりメキシコなのだ」と勝手な理解を
 していますが、年末に滞在していたハリスコ州の温泉地(アメリカ人
 の恩給生活者の移住地に近い)や、弊社の所在地周辺(メキシコ市内でも  外国人居住者が多い地区)で見かけるだけで、メキシコ人は90%マスク着用
 ながら、外国人(殆どは米国人)は男女問わず90%近くがノーマスクで す。日本でも米軍基地周辺での感染拡大が深刻化していますが、メキシコの
場合は政府として一貫して水際対策を行っていない結果と思われます。
・本年中にはこの情報を発信する必要のない世界になること。早く海外旅行が出来る日が来ることを念願しております。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


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