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2020年、楽曲””””8選”””””””””

こんにちは初めまして、よだんです。

昨年書かせていただいた『2019年、楽曲””””8選”””””””””』に引き続き、今年1年間の音楽体験をを振り返って文章を書こうと思いました。
10選ではない理由は8曲が一番候補から絞りやすく分量も丁度いいと感じたからです。

今年は参加していませんが、記事を書き始めるきっかけを頂いた「楽曲オタク Advent Calendar 2020」 https://adventar.org/calendars/5470 が開催されております。面白い記事が多いので是非覗いてみてください。

前回同様、構成としては以下のようになってます。

・ピックアップ楽曲
・情報/所感
・その他リンクなど​

以下完全神曲



Akuma Emoji / (sic)boy, KM

2020年4月22日にリリースされたラッパー(sic)boyとプロデューサー/DJ KMのコラボ楽曲です。お互いのルーツであるハードコアやロック、エモといった要素がトラップビートの上で展開される一曲。

正直に言うと一目惚れでした。ギターの刻みをバックに始まり随所にエモが垣間見えるフック、馬鹿でかいベース、丁寧なトラップビート、退廃的な散文からなるリリック。展開にも飽きがなく、2分14秒があっという間に過ぎてすぐ好きになりました。

ヒップホップとロック、アンセムエモといった自分の好きな要素ど真ん中を突き抜けられた一曲でした。

(sic)boyはこのリリース後にも今年シングル3本とアルバム1本を出しているのでぜひ聴いてください。



Everyday affair / In The Blue Shirt

秋葉原MOGRA主催のMusic Unity 2020にて#3のIn The Blue Shirtライブを見てめちゃくちゃ好きになったので入れました。リリース自体は5年前になります。

ボーカル・カットアップを主軸に一貫して明るく、四分のテンポで進んでいく曲であり、コロナ禍にあった中でこの多幸感や讃歌を感じさせる曲に救われた気持ちがあります。このとき生まれた #音楽楽しすぎワロタ はシンプルなワロタ構文ながらも多くの人のモチベーションを表す一言だと思います。

May 16 2020 "Music Unity 2020" in the blue shirt live set



Anima-City / mabanua

2020年6月24日リリースの『BNA ビー・エヌ・エー』Complete albumからリードトラックである「Anima-City」です。作曲者のmabanuaは同作品の音楽を全編担当し、舞台となるアニマシティの世界観を疾走感あふれ軽快な楽曲のみならず、インダストリアルな音を使った重厚な楽曲や丸々いびきの楽曲などを書き上げています。

コンプリートアルバムのどの曲もいいのですが、個人的に一番感動したAnima-Cityを挙げさせてもらいました。




Upside Down (feat. Charlie Puth) / JVKE

ただただカッコよかった。2020年10月30日リリース。アメリカのプロデューサーJVKE(ジェイク)の楽曲にCharlie Puthが参加した形です。元はTikTokでよく使われているKBFRの「Hood Baby」とJack Stauber の「Buttercup」をマッシュアップして自分も歌うという要素モリモリなのですがアレンジの妙でめちゃくちゃかっこいい曲になっています。ギターのフレットノイズがとても好きです。

このコラボはTikTok上でJVKEが「Charlie Puthにフォローされた!デュエットしてくれない?」という動画を投稿したところ実現したらしいです。すごいなTikTok。

Youtubeには製作時のセッションの様子やCharlieがドライブで爆走してる映像が上がっています。あとお母さんとの楽曲制作の様子が面白いのでぜひ見てください。



Hyper Bass (feat. Yunomi) / 桜乃美々兎 (CV: 小坂井祐莉絵), 水上 雛 (CV:大森日雅), 犬吠埼紫杏 (CV: 長谷川玲奈)

今年の問題作。耳から摂取するドラッグ。
2020年9月9日リリース。バンダイナムコエンターテインメントが手掛ける、本格的なダンスミュージックを中心とした音楽原作新規キャラクタープロジェクト「電音部」より話題をかっさらっていったこの曲。

圧倒的な低音量と殺人的なドロップ、ASMRボーカル。2分33秒ですべてを終わらせて帰ってしまう。最初から鳴っているシンセの音色が絶えず変化していくのが怖いです。

「えっ、東京ドームで爆音Hyper Bassが聴けるんですか!?」



KILIG / 鹿乃

2020年3月4日リリースの鹿乃さんのアルバム『yuanfen』より。浮遊感のあるアンニュイなエレクトロニカで、心の中で踊る恋と目の前に広がる風景がキラキラと上機嫌に彩られていく。

アルバムを通して聴いたときに感動と疑問符が一番同時に浮かんできた曲です。主張が強めで多彩な音色ながら絶妙な緩急でボーカルの繊細さを損なわず、逆に引き立てるようなアレンジになっています。

聴き馴染みのあまりない表題の「KILIG」という言葉も意味を知るととてもなるほどという気持ちになります。

kilig
1. noun. It is the sudden feeling of an inexplicable joy one gets when something romantic or idealistic occurs.
When kilig, one may experience the following:

*butterflies in one's stomach
*heart melting
*shivers down one's spine
*irrepressible noises from one's mouth
*uncontrollable smiling
*an inner conflict between hope of something wished for and reality

(Urban Dictionary: kilig)



Disco (Bad dance doesn't matter) / chelmico

ラップユニットchelmicoの2020年8月26日リリースのアルバム『maze』より。タイトルや歌詞、トラックから伝わる通り「完璧なダンスじゃなくって大丈夫だよ」と肯定しながらディスコを通して起きるできごとへの愛が垣間見えます。

同アルバムの中でも1月にリリースされた「easy breezy」なども候補にあげていたのですが、家にいる期間が長かった2020年に"ダメなダンス"を肯定して踊ることの楽しさを思い出させてもらえたこの曲を選びました。



怪獣の花唄 / Vaundy

2020年5月11日リリース。Vaundyのファーストアルバム『strobo』からの先行シングルです。セルフプロデュースで作詞作曲編曲アートワーク映像をすべてこなし、ダークなヒップホップやネオソウルなど多様なジャンルを横断しているVaundyの中でも非常にポップなロックです。

おそらく、自分が最近で一番聴いているのがVaundyの楽曲だと思います。耳馴染みが良いなかで随所にエモが入れ込まれており、違和感や発見が残り続ける作品たちに惹かれているのだと思います。


YouTubeMusicWeekendで8月30日に実施された無観客ライブの映像が公開されています。
この文章を書いている人間からのお願いです。
この文章を読んでいる方たちにすべからく見て頂きたいです。





終わりに

最後まで目を通していただき本当にありがとうございます。1年間聴いてきた楽曲と向き合って自分の考えや気持ちを文章にする難しさを久しぶりに実感しました。そして、苦しいながらも素晴らしい出会いの多かった1年だと再確認しました。どうかこの記事を読んだ誰かの心の臓に突き刺さることを願って。

よだんです 好きに正直に 人生第2章