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冠にローリエが使われる理由

💡kaeruco ... ((( ∧(◉ _ ◉)∧様の画像を使わせていただきます。

ありがとうございます。

先日adidasのロゴについて執筆したとき、トレフォイルロゴというロゴは表彰式で使われる月桂樹(ローリエ)の冠がモチーフにされていると言及しました。

本日はなぜ表彰式で月桂樹の冠が使われるのかについて書いていきます!

まず冠について。

ここでの冠とは、右上の画像の"Grand Prize"と書かれている文字を囲んでいる葉っぱの輪っかを指す。

そこでなぜ冠に月桂樹が使われているのかという疑問が浮かぶ。

その理由はギリシャ神話の神様であるアポローンの聖樹が月桂樹だからだ。

アポローンは音楽や芸能の神様と言われていて、アポローンについてはギリシャ神話のアポローンとダフネの物語に記述がある。

ダフネとは河の神の娘である。

ある時、アポローンは愛の神エロスをバカにして怒らせてしまう。怒ったエロスはアポローンには金の矢を放ち、河の神の娘ダフネには鉛の矢を射た。金の矢は相手に恋をする矢、鉛の矢は拒否の矢だった。金の矢を射られたアポローンはダフネに求愛する。しかし拒否の矢を射られたダフネは、アポローンを拒絶する。それでも追いかけられていたダフネは父に「自分の姿を変えてほしい」と頼み、父はダフネを月桂樹の木に変貌させた。それを見たアポローンは悲しみ、永遠の愛の誓いとして月桂樹の冠を作った。この出来事によって、月桂樹がアポローンの聖樹となった。

今でこそ冠は何かを勝ち取った証とされているが、実は永遠の愛の誓いだったのである。

つまり勝利の証ではなく、厳密には愛の証だということ。

ちなみにアポローンはギリシャ神話の男神で、オリュンポス十二神の一人とされている。

全知全能のゼウスの息子であり、ゼウスもまたオリュンポス十二神の一人である。

アポローンがこんなにも熱い恋をする男だったとは。

個人的には、同じ男としてどこか共感できる部分がある。

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