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無理ゲーな空気よみ。

方法は人それぞれだと思いますが
みんな空気を読んで生きている。
上司、同僚、友達、家族、親戚等々
全ての人間関係で多少は気を遣っている。

私は子供の頃『大人の事情』で秘密や嘘が多い家庭で育った。

幼稚園、小学生の頃は
状況はわからなくても空気で察してね。
親戚関係が複雑だから色々察してね。
陰口は聞き流していい子でいてね。

そんな感じの空気だったので
『なんで?』『どうして?』
『何があったの?』
等の質問に答えが返ってくる事はなかった。

状況もわからず空気を読めって
今思うと、かなりの無理ゲーだと思う

『大人の事情』をシンプルにまとめると
両親は反対を押しきって駆け落ち結婚した為母実家との絶縁期間が10年以上あり、和解した後も母方の親戚との関係は険悪でした。
(この話は大人になってから教えてもらった)

親戚関係も嫁姑関係も険悪で、隠すほどでも
嘘をつくほどでもないような
『子供は知らなくて良いこと』
が多すぎる家庭だった。

私は親戚付き合いが苦手だ。

子供心にも親戚から歓迎されてない事はひしひしと伝わり、話しかけられても押し黙るか、首を振るだけでニコリともしない。

随分と可愛げのない子供だっただろう。

空気を読むより
空気になりたかった。

そんな子供時代を経て
『人生楽しんだ者勝ち』と
『ここにいても良いのだろうか』を
行き来しながら、
読めない空気を読みながら生きている。

人の顔色をうかがっても、何処まで深読みすれば正解にたどり着けるのか。

人の顔色も感情の機微もわからないし
本当は空気を読めていないのかもしれない。

わかっている情報をつなぎ合わせて
状況を探りながら、推理していく。
思考パターンや相手の心理を考えて
見つからない正解を探しながら生きていく。


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