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松本山雅FCvsFC岐阜(A) レビュー【2023 J3 第2節】

はじめに

どーもこんばんは、すぴっちです。
第2節vsFC岐阜のマッチレビューになります。

本記事で言いたいこと

霜田山雅の"アタッキングパス"攻撃が良かったね!

試合結果:1-1 (引き分け)

[序盤] プレス&ビルドアップの攻防

試合が始まってまず面食らったのは岐阜のプレッシング。前節の奈良クラブと比較すると、かなり思い切って圧力をかけてきた。

特に序盤の内は、岐阜のキック&ラッシュのような攻撃に押された。

山雅は13分頃からCHを1枚降ろすことで対応した。相手のプレスをかける対象者を混乱させて、SBをフリーにする場面を作り始めた。

相手のやり方を踏まえて、必要最低限な対応を取れるようになっていて、以前の山雅とは違うなぁと感じた。

[中盤]狙え!アタッキングパス!!!

山雅は、プレス回避が落ち着き始めてから良い攻撃が出始めた。今節で特に気になったのが以下のような攻撃である。

この場面では惜しくもパスが通らなかった。ただし後半でも場面を作っており、ここではペナルティエリアまで侵入してビッグチャンスとなった

この逆サイドの相手最終ライン奥を狙ったパス、霜田監督は”アタッキングパス”と名前をつけてまで重要視している模様である。

アタッキングパスは…(中略)…レシーバーが必ず逆サイドのワイドレーンの相手の最終ラインと同じ高さで受けるようなパス、と定義付けしています。
(中略) アタッキングパスは、1本のパスでそこに蹴ることです。(中略) ボールホルダーもレシーバーも常にそこを狙おうと。もしそれが通ると、右のサイドアタッカーが左のSBと1対1になるので、そこからいろんなことができます。

上記記事より抜粋

実際、山雅の選手もアタッキングパスを指すコメントを残しており、チームに浸透していることがうかがえる。*#36住田が「相手最終ラインを見る」「サイドチェンジが足りない」旨のコメントを残している。

[終盤]リターンとリスクの釣り合いで

山雅は、ペナルティエリア付近でクロスを上げるビッグチャンスを何度も作り出した。追加点を得ることはできなかったが、続けていれば得点を量産できそうな雰囲気を感じた。

終盤、数々のピンチを迎えた中で、最も危険を感じたのは下記のシーン。

最終盤で何とか勝ち点3を取ろうとして、少しリスクを上げすぎていたように見えた。
1. スローインの出し所:人数の兼ね合いだと、一旦下げてから前線に放り込むべきだった?
2. #8の立ち位置:被カウンターを踏まえると相手SHの方が自陣ゴールに近く危険だった?もう少し自陣よりならばすぐに潰せた?

特に走り疲れている終盤において、リターンを上げることばかりに目が行き過ぎて「リターン+1 & リスク+10」のような選択肢を取らないようにすることが大事なのかなぁと感じた(・・・そのバランスが難しいのだが)。

終わりに

ハラハラに始まり、ワクワクが増していき、さらにワクワクが高まって・・・最後にハラハラを味わう。そんな怒涛のエンターテイメントの試合を楽しめました(笑)。

このワクワクを維持しながら少しずつ成熟していく・・・そんなチームを見れることを期待しております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた。