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「やりたいことがわかりません」と言う問いに対する回答

「自分は何がやりたいのかわからないんです。」

定期的に質問される。今日もされた。
この気持ちは僕もすごくわかる。

これを読んでる人は「やりたいことなんか空から降ってくるもんじゃねえよ!」と切り捨てず、優しく向き合ってほしい。僕も何度も自分自身に投げかけてきた問いだ。

独立して時間に余裕ができたり、仕事を自分で決められるようになってからは特に。

そこで一つの仮説として、「自分の身体感覚をまずは整えよう」という結論を試してみることにした。
(なぜこの結論に至ったかはどこかでお話しできれば..!)

方針は、とにかくストレス値を減らすこと。
自分が「不快」に感じることを片っ端から認識でする。
日常の中で認識していく。

(心の声)
「あっキモ」
「ムカつくなあ」
「うぜー」
「まじなんなん」
「終わりてえ」
「いやだあ~!」
「なんかモヤモヤする..」

こう思った「こと」「人」「とき」全部を認識していく。

そして、できる限りこれらが発生しない方向に努めていく。
会社を辞めるなどは現実的ではない。限度はある。
(僕はこれで2件割と自分の中で大きな仕事をお断りした)

https://twitter.com/spispicowcow/status/1595350238692528130

何か新しい習慣を始めるというより、今ある何かを「やめる」「断ち切る」「避ける」の方が効果は大きい。

実際食事もそこまで気を遣うわけではない。
もらいもののお菓子は普通に食べる。人と会えば酒も飲む。

それよりも会いたくない人と合わない。無理して食事制限して疲弊しない。
という方が大事。

そうしてしばらくが経ち、日に日に自分の感覚・感情の変化にすごく敏感になってきた。これはガチ。

とにかく違和感を拾う能力が上がった。 「ん、俺これやりたくなくね?」とすぐに気づくように。

同時に弊害も感じた。今まではストレスを感じても無理してこなしてた人間関係や慣習にも敏感になってしまう。

物事はいつだって二面性。いいとこどりはできないと改めて痛感させられたのは、個人的に面白かった。「おお~やっぱお前きたか。いっつも来るし、お前真理じゃね?w」的な。

それっぽい「いいこと」は、「いい側面」しか語られないことが多い。

しかし実際には、例えば食生活を整え過ぎると、少し外食をするだけで腹を壊すという現象がある。僕も今は酒が弱いし、マックで腹を壊す。(味は好きだ)

同じように、自分の感覚を研ぎ澄まさせるのはいいことばかりではない。
社会で生活していくうえで、自分の感覚レベルを上げ、全ての違和感を拾っていたら普通は立ち行かない。

ただその違和感センサーが腐った状態で生きている限り、自分に何が合ってて、何が不快か区別はつかない。

満員電車、合わない友達、テレビ、ファストフードみたいなのを普段から浴びていると、それが自分をかなり蝕んでいることに気づけない。

「自分はマックが好き」とすら思ってしまう。

でも本当は違う。本当の心の声・感覚は、自分にとって何がエネルギーを増やしてくれて、減らしてくれるものなのか、はっきりわかっている。

僕らは日常的に鈍っているから、エネルギーを減らすもの(ストレス値がある程度高いもの)にも気づけない。例えば、何気なく見てるテレビの悲しいニュースが、自分をじんわり傷つけてるみたいなことは往々にしてある。
それなのに、夕飯を食いながら、無思考にぼんやりと毎日見てしまう。

ここで、話は戻ってくる。

「自分は何がやりたいのかわからないんです。」

そりゃそうだ。感覚・感性が鈍っている状態で、自分は何が向いていて、何が快で、どう生きたくて、何がしたいかなんてわかるはずもない。

まずは(あえてスピ的に言うと)「魂の声」を拾える状態を目指すのには大きな価値がある。「違和感を拾える状態」のために身体と心を整えることには大きな価値がある。

何が快で、
向いていて、
やるべきことかは、

占いをしなくても、それぞれが個人で判断できる能力を本来持っている。

毎日のストレスや外部の情報が過多すぎて腐っているんだ。 まずは自分の心の声センサーを復活させなければならない。

そのためには、睡眠、運動、食事、人間関係。

結局また、ここから始めることになる。小学校の先生や母さんが何も考えてない感じで唱えたいたこれらは、やっぱり重要なんだ。

そしてついこの間までの僕を含めた、みんなは、いきなり意識高い習慣を始める必要はない。

睡眠、運動、食事は余剰のエネルギーでメスを入れて改善していけばいい。
とにかくでかいのは人間関係や活動だと思う。

「自分が本当に嫌だ」と思っていることを、まずはやめること。
それらが食事・運動・睡眠の中にあるかもしれない。

ただ、多くの人は、人間関係や仕事関連の中にあるように感じる。
まずはそこに着手し、余ったエネルギーで、食事・運動・睡眠の質を7mmほど上げる。

そこでようやく、日常の自分の心と身体の変化、(あえて言うと2)魂の声に気づけるようになる。



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