不安で気乗りしないときに対処法②「降伏する」

備忘録。前回と同じ記事になりそう。
僕の中では微妙にニュアンスが違うので、伝われ!と思いながら頑張って書きます。

今回は不安な時と言うより、「落ち込んでるとき」の対処法です。
落ち込まないがベストではありますが、生きてたら普通に落ち込みイベントって発生しますよね。

今回紹介するものを実践するだけだいぶ楽になったので、ぜひ取り入れていただければと思います。

今回の対象
●落ち込んだ時
●やる気が出ないとき
●何もしたくないとき
●自己否定しちゃってるとき

気分を気分で変えようとしない

まず大事なのがこれです。
やる気がないからといって、やる気が起こるようなマインドに、気分で至ろうとしている人が多いです。

気分は気分で変わりません。
落ち込んでいるときに、「落ち込むな俺!」「もっとポジティブに!」なんていくら思っても無駄です。

むしろさらに落ち込むことになります。
「ああ、落ち込んでいる俺はなんてダメなんだ、、、」って。

気分を気分で変えようとするのは悪手。
気分や感情はあくまで、身体反応の結果と捉えてください。

何か微妙いことがあったから、その感情になっているんです。
つまり最後の結果の部分にメス入れてもあんまり意味なし。

その感情が起こっている原因にメスを入れるか、もしくは他の身体反応を起こして、感情を上書きするのがいい方法です。

身体からアプローチをかける

ともすれば、おすすめは身体からアプローチをかけていく方法です。

前回の記事の最後に、「散歩」や「人と話す」など書きました。
そんなイメージです。

特に全力で息が切れるようなアクティビティじゃなくてもOKです。
それくらい負荷の高い活動の方が、上書きしやすいのも事実なんですが、落ち込んでいるときは、気分回復効果より、その運動によるストレスの方が大きくなったりするので、むしろ死にたくなることも。

例えば、普段から走っている人など、息が切れるくらいの負荷がかかる活動が、自分にとってそこまでストレスじゃない人はいいでしょう。

ただ、ほとんどの人はそうではないので、軽く身体を動かすくらいがいいと思います。別に運動である必要はありません。

座ってスマホを見ているのではなく、そうじをしたり、スーパーに歩いてでかけたり、友達と話したり、料理をしたり。

そういったことも十分な身体動作です。

降伏する

「降伏」は今回、一番お伝えしたいことです。

身体からアプローチをかけましょうと、ある種の抵抗をおすすめするように書いてきましたが、マインドセットの観点から、一番僕が知ってよかったなと感じているのは「降伏」という概念です。

要は「諦める」ってことです。
自分が落ち込んでいる感情や、辛い気持ちに、降伏する。

「ああ、そうだよな、今きついよな」
「今日はきつい日なんだ。しゃあない。」

と辛い気持ちや上がらない気分に降伏することです。

辛い時って大抵は、「こんな気分じゃだめだ!切り替えないと!」って、「抵抗」してるんですよね。

今まで「抵抗」してきて、うまくいったことありますか?
気分が変わったことってそんなないと思います。

抵抗しても全然気分は変わらないので、むしろその現実にもっとイライラして、さらにエネルギーを減らしてしまうことになります。

もう一度言いますが、大事なのは降伏です。

辛い感情や思うようにいかない現実に、降伏しましょう。ひれ伏しましょう。これが案外結構気持ちいいです。

諦める

降伏とほぼ同じような意味になっちゃいますが、「諦め」です。

もう今日は「気分が上がらない日」って諦めちゃえばいいんです。
非常に楽です。

そもそも自分は常にハイパフォーマンスでいられるような超人ではなかったわけです。そんな現実は悔しいでしょうか?

でも事実は事実。
こういうった些細なことでも、心がブレちゃう自分なわけです。

自分が一番に自分を認めて、受け入れてあげたほうが楽ですよ。

そして、自分を受け入れた上で、じゃあどう付き合っていくかを考えたほうが建設的。こうやって対処法を考える余裕も生まれてきます。

「自分はこんな人間じゃない!」
「もっとやらないと!」

といくら思っても無理なものは無理です。再度になりますが、抵抗すると、エネルギーは減りますから。
自分は所詮こんな人間なんです。

諦めてからこそ、逆にできることも見えてきます。さっさと諦めて、その分自分を上手に運用する方法を模索していきましょうよ。

味わう

長くなってきました。
そろそろ終わります。

降伏、諦めに続いて大事なのは、「味わう」です。
自分の今のしんどい気持ちを味わいましょう。

「うわ、俺今悲しい気持ちだな..」
「俺は今モヤモヤしていて、投げ出したくなっているんだな..」
「自分はただ寂しいだけなんだな..」

などです。
特に操作する必要はありません。

ただ味わって、観察するだけ。
別に快い気分だけが、いいものではないですからね。

せっかくの人生です。
喜怒哀楽全部味わってやりましょうよ。

食べ物も、甘いものだけじゃなく、苦いものが美味しさに繋がったりするじゃないですか。

どうも最近の人は、辛い感情や上がらない気分を敵視し過ぎな気がします。
どうせほっといても起こるものです。だったらそれらも味わいましょうよ。

気分が変わることを期待せずに、身体を動かす

降伏する、諦める、味わう、というマインドセットを整えた上で、もう一度戻りますが、身体を動かしましょう。

「絶対に気分を変えてやる!」と、期待して活動を行うのではなく、「気分は変わらなくてもいい。普通に身体を動かすだけ。」という感じ。

「今日は別にこんな感じでいいや~」と思いながら、ふらっと外を散歩してみてください。掃除や料理もいいでしょう。

できれば晴れた日の外を散歩するのがおすすめです。
無理に音楽やオーディオブックを聴く必要もありません。

ダラダラ歩いてみてください。
歩いているうちに、「あれ、なんかいい感じだな〜」となってきますw

降伏して身体を動かすと、気分は晴れやかになってくるんですよね。
特段テンションは上がらないし、むしろ低いんですが、いい感じになってくる。これはこれでありかと思えるようになってくる。

人間の感情なんていい加減なもんなんですよね。
あんまりメンタル強いとか弱いとか、心の問題にしない方がよきです。

もっとも身体を動かしても気分が変わらない時もあります。
はなから期待してないので、気にしなくてOK。

ただ、気分が変わらない日に自己否定しながら、布団にくるまりスマホでSNS見てさらに死にたくなって、気分変えようとして、以下無限ループからは脱することはできるので、やってみてください。


まとめると、とにかく抵抗しないこと。
感情は自然なものです。自然なものを力で封じ込めると、どこかに力みが出てうまく回りません。

だめな日はだめでいいんです。
それも認めて、受け入れて、味っていければ、割と楽に生きられるようになります。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?