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9.目に見えないものに惹かれて~「野口整体」について

「8」の投稿の中の、
2.「野口整体<愉気・活元運動>(野口晴哉)」を紹介します。
私的には、野口整体の活元運動も実践したことがあります。

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野口整体(のぐちせいたい)
野口晴哉が提唱した整体法。活元運動、愉気法、体癖論から構成される。

野口晴哉(はるちか)
・12歳のときに関東大震災に被災し、このとき本能的に手をかざして治療をしたことを契機に、治療家を目指したという。
・後に霊術家の松本道別に学ぶ。
・17歳で「自然健康保持会」を設立、入谷に道場を開き門人を育てた。 1943年(昭和18年)には手技療術の法制化を目的とした組織「整体操法制定委員会」の設立に携わり、議長を務める。
・多種多様な手技療術の中から共通点を抽出し、その標準型として整体操法をまとめあげ、昭和22年にはその指導者養成のため「整体操法協会」を設立。療術界で中心的役割を果たした。
・ 一説には「整体」という言葉は野口の発明とされる。
・ 昭和20年代後半には、人間の感受性研究の成果として体癖論(これも野口の造語)をまとめる。
・1956年(昭和31年)に旧文部省の認可を受けて社団法人整体協会を創立。
・昭和30年代に治療を志向することを捨て、自らの活動を「体育」であると位置付けるようになった。
・体癖論の他にも、活元運動、愉気法、潜在意識教育など独自の概念や方法論を持つ。
・野口は多くの後進の整体指導者を育て上げ、整体協会の他にも、独立した分派が多数存在する。
・スズキ・メソードの鈴木鎮一と親交があり、音楽家の坂本龍一にも大きな影響を与えたといわれている。
野口晴哉 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 2018.3.28 14:20
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野口晴哉は、特定の病気を患っている人物は特定の心理的・体質的・運動傾向を示すことが多い、と気付いたことを契機としてさまざまな試行錯誤の末、昭和20年代後半に、身体の偏り傾向による10種類と、さらに過敏・遅鈍の2種を加えた計12種類の「体癖」の概念を確立した。
体癖論に関しては、下記のwikipediaを参照してください。

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活元運動
活元運動(かつげんうんどう)
とは、野口晴哉が提唱した、身体自らが不調を回復する動き、またはそのための体操法・行法。
この活元運動ですが、方法は、下記のサイトに詳しく載っています。

ある準備運動を行った後、身体に意識を向けてジッとしていると、身体が勝手に動き出す。その動きに任せて動いていくと身体の凝りとか悪いところが調整されていく、という運動です。

わたしは、どんな風に動くのか興味津々だったのですが、動きを最初に知ってしまうと先入観が入ってしまって、うまく動かないのではないかと思い、独りで自分の部屋で行いました。動くまで3週間以上かかったように思います。最初は、自分の呼吸に合わせてゆらゆらと身体が勝手に動くのに任せていました。そんな状態が数日続いていましたが、ある時から、とんでもない動きが出るようになりました。

数年後、体験教室のようなところで活元運動を教わりましたが、わたしのやり方は間違っていなかったようです。が、実に変わった動きだと先生には云われました。ともあれ、自分自身がスッキリするので良いかなと思います。

しかし、この活元運動は危険である、との意見もあります。

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↓↓↓ クンダリーニ症候群 ↓↓↓

クンダリニー症候群は臨死体験や、強い外傷や、瞑想のし過ぎ、ヨーガのし過ぎ、神経衰弱、スピリチュアル緊急事態によるものである。

というわけで、万能的にお薦めはできません。が、「活元運動は無意識の運動」と云われていますが、私的にはそうは思えません。運動の誘発は、私の場合は、呼吸による身体の揺らぎから発展したものでしたが、途中で動きを止めることができます。活元運動では、運動の止め方も教えています。

●活元運動のとめかた
途中で電話やらお客があったりして、止める時は、必ず片目ずつ開ける様にします。息を大きく吸い込んで、鼻から漏気(ウームと声を出して息をもらすこと)し下腹に息をおろし、息をこらえたまま、片目ずつあけて、それから息を吐きます。

「止めることができる」のであれば、自分でコントロールすることができるわけで、無意識の運動とは云えないのではないかと思うわけです(無意識と意識的の中間か?)。
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最近は、加齢とギックリ腰をやった為、身体の可動範囲がかなり狭くなってきて(+太ってきた)、疲れやすくなりました。「整体法の基礎(野口晴哉著)」という本も出てきたので、こちらの整体運動(活元運動も含め)も参考にして、やってみようと思っています。

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