モエギ: Spiral Club Activism Tshirt を作ったよ!(2019/02/01)
ハロ〜〜!モエギです。
2月2日(土)わたしたちスパイラルクラブのウェブサイトローンチを記念した『Spiral Club L(a)unch Party』の開催に向けて、アクティビズムTシャツを作成しました。
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デモを起こす怒り溢れる市民たちの雄叫び。
飢餓で痩せてしまったこどもの姿。
コンバーターで運ばれ食用にパッケージされる動物の映像。
幼い頃のわたしは、テレビに映る過激でドラマチックなニュース映像を
映画を見るような感覚で見ていました。
平和ボケした日本で暮らしてるわたしにはあまりにも現実味がなかったのです。
しかし大学で国際学の勉強を始めてから
社会問題は、たとえ遠くで起きている問題であったとしても
自分ごととして捉えるべきであることを知りました。
環境問題もそのひとつ。
地球という1つの星を共有している以上、
温暖化の影響を受けた土地が、聞いたことがないような場所であったとしても
共通の問題として認識する必要があると思います。
日本人は社会のことや政治のことを、公の場で話すことに慣れていません。
そのため、こういった社会・環境の問題はニュースの中だけの出来事になりがちです。
しかし解決すべき問題がある中で社会を変えていくには、
個人が自分の意思を外に向けて表現すること、つまり「アウトプット」が求められます。
そこで!ひとりひとりが日常の中で、社会的メッセージを発信することができたらいいな、
という思いから環境アクティビズムTシャツを作りました!
これを着て街に出た日には、きっといつもより
社会を意識した行動が取れるにちがいありません!
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今回は、3種類のTシャツを作成しました。
【SEAL】
このデザインは、カナダのイヌイットのアーティスト、pudlo pudlatが描いたアザラシが元になっています。
彼らのお腹にはペットボトルやプラスチックの影が見えます。
彼らはなぜ”enough(もう十分!)”という言葉を漏らしているのでしょうか。
このデザインは海洋プラスチックの問題を取り上げています。
現在海洋に流れ出るプラスチックゴミが全世界共通の問題となっています。
多くの動物が海ゴミを餌と間違えて食べてしまっていることが確認されており、2014年に全世界で行われた分析によると、海洋プラスチックごみの総量は2億5000万トンで、その多くが米粒大の破片になって浮いている。カメ、クジラ、アザラシ、鳥類、魚類を含む200種以上の動物が、こうした海洋プラスチックごみを摂取していることが分かっています。(National Geographicより)
私たちの暮らしが、地球の反対側にいる生き物たちを死に至らせているかもしれません。それってとっても悲しいことですよね。
【Rachel Carson】
環境問題を語る上で欠かせない人物の一人として、レイチェルカーソンがいます。
彼女は『沈黙の春』『センスオブワンダー』という環境学のバイブルとなるような2冊を出版した
海洋生物学者・作家です。
今回Tシャツにプリントした言葉は、メンバーのイアンのお気に入りのことばの一つでもあります。
”But the man is a part of a nature, and his war against nature is inevitably a war against himself.”
人間も自然の一部なのですから、自然破壊は自分自身を破壊していることと同意義だということを言っています。
BIODIVERSITYとは、つまりは”生物多様性”のこと。
今回はアーティストの松原光さんにお願いをして、まさにBIODIVERSITYを体現する地球をデザインしていただきました!
生物多様性について考えたことはありますか?
地球上には、世界の既知の総種数だけで約175万種もの生き物が生息しているそうです。
人間だけでなく、ワニも、シマウマも、サメも、ハチもホッキョクグマも…
みーんな、一緒に住んでいます。
それぞれの個性が共存するのが、私たちの住む星、地球なのです。
そんな地球と私たちはどのように付き合っていくことができるでしょうか?
また、今回はorgabitsさんのオーガニックコットンTシャツをボディに使用しました。
一般的なTシャツは化学繊維でできているため、マイクロプラスチックの問題が生じたり、
綿花の栽培の家庭で農薬を使用することから農家さんの健康被害、土壌の汚染などの問題があります。実はファッション産業も環境への負荷がとっても大きいのです。
しかしオーガニックコットンTシャツは完全に自然素材でできているため、土に還すことができ、人にも地球にも負担がかかりません。
環境に優しいTシャツをきて、環境メッセージを発信する...
これであなたも環境オタクへの仲間入りです!
Tシャツを着ていたら道端にいるアザラシが声をかけてくる、
そんな稀な機会に遭遇できるかもしれませんよ!Let’s wear Activism T-shirt!!
松原光
1988年生まれ。漁師などを経て、アーティスト活動をスタートする。
グラフィカルな形とシンプルな線に少しのユーモアを交えた表現をするアーティスト。
2018年に参加した「UNKNOWN ASIA2018」では、Jeon Woochi賞、池田誠審査員賞を受賞。
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