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突発性難聴による入院体験記

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自分が経験した突発性難聴について、入院前夜から退院までの一部始終をまとめています。
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#突発性難聴

突発性難聴、来たる

突発性難聴、来たる

たむけんが突発性難聴になったらしいですね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200228-00000065-dal-ent

偶然ですが、私もほぼ同時になりました。1日違いです。28日の朝起きたら右耳が聞こえなくてキーンと耳鳴りが。右耳営業してませんよーという感じでした。その日に近所の耳鼻科に行って、突発性難聴と言われたので29日に総合病院に行き、すぐ入院

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入院なんて小学生以来。医者や看護師の人は、患者にお年寄りが多いせいか、私にもそういう扱いで話しかけてくる。会社の役職なんか関係なく、ただの人間と感じる。これで安心するっていうのは、普段気を張ってるってことなんで、良くないね。

難聴の治療入院中、「絶対よくするぞ!」と思うのか、「まぁ最悪片耳だけで生きていこう」と思うのかは難しいところ。どっちにもメリットデメリットあると思うので、特に何も考えず休もう。

仕事柄か、ナースコールって優先度やメッセージ送れるようにならないのかとか、尿の量を計るためだけに紙コップ毎回使い捨てるのもったいないから計量機能(+データ送信)のついた小便器にならないかとか、サービス改善のことを考えてしまう。

投薬を始めて3日で12dBの回復があった。3日で10dB以上の回復の場合は、このあとの回復が見込めることが多いと先生は言う。まだまだ聞こえないけどなー

水曜、入院も折り返し地点まで来た。毎日22時に消灯されて、昼寝もしてるため朝4時に起きる生活。退屈しのぎは本とスマホのみ。コロナのため、病院は面会禁止。さすがにつまんなくなってきたぞ。早く退院したい~(>_<)

今日は雨か。スカイツリーが霞んでる。今日は念のため、健康保険限度額適用認定書を病院に提出する。会社の保険組合から取り寄せた、高額医療制度のやつ。いくらかかるんだろうね。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150/

院内感染に気をつけてって知人や看護師に言われたけど、これ以上特にやることがない。手洗い、アルコール消毒、マスク、あまり出歩かない。ストレスになるからもう言わないで欲しい。

そういえば…ここ入院するとき、無料の6人部屋が空いてなかったから有料の一番安い四人部屋にしたけど、どうせ高額医療制度で限度額あるんだったら一番高い部屋にすれば良かった?概算見積もりもらってないから、よくわからんな。

本日のメインイベントは目眩の検査。目眩はないって言ってるのに、毎日目眩はありませんか?と聞いてくる。メニエール病などとの切り分けのためなのかね。目眩の検査では、動く点や線を目で追ったり、耳に冷たい風を入れて人工的に目眩を起こして、それが収まる様子を観察したりしてた。

(続き)
目眩ってこんな簡単に起こせるんだな、と思った。なるほど、目眩が起きるってことは目が動くってことなんだ。目眩の検査に、こんなにバラエティーがあるのも驚きだ。目眩の奥深さを感じる日となりました。しかし疲れた。

入院食、こんな感じ。八時半、12時半、18時半くらいに部屋まで届く。味薄め。量もほどほどなので毎回食事時にはお腹すいてる。飲み物は何故か出ないのでコンビニで買う。毎日、水とビタミン飲料。

色んな人の質問に答えるのが面倒くさくなってきたし、これから先、耳が悪いですって言って回るのも面倒くさいから、このノートは会社にも家族にも全公開とする。同じ意味で、もし耳が良くならなければ、補聴器でもして目立たせたい。なんかカッコイイのはないか。最悪ダミーでもいい。

22時前、誰もいないデイルームで本読んでる。点滴用の針は入院中ずっとつけっぱなし。シャワー浴びる時だけラップみたいなの張ってもらう。この時間は本当はNHKを見たいが消灯されちゃってるので灯りのあるところに来たいんだよね。時間つぶさないと、また明日四時とかに起きたくないし。