〔憲法コラム13〕「教育を受ける権利」の保障の意義・内容
1 趣旨
教育は、個人が人格を形成し、社会において有意義な生活を送るために不可欠の前提をなす。さらに、国民は教育により、民主主義の政治過程に参与できる資質を培うことができる。そこで、憲法は教育を受ける権利を保障した。
2 複合的性格と学習権
教育を受ける権利
→①学習権
②教育条件を整備することを要求する権利(社会権的側面)
③公民権性(明日の主権者を育成するという点で民主主義にとって重要)
教育を受ける権利は、今日では、子どもの学習権という観念を中