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ネガティブ本能

良いニュースより悪いニュースのほうが伝わりやすい。それは生き物の生存本能のせいで、生き残るためには危険に敏感でなければいけないから。悪いニュースがたくさん聞こえてきても、世界が悪くなっている訳ではない。むしろ、着実に良い方に向かっている。

ずっと読みたいと思っていた「ファクトフルネス」をオーディブルで手に入れてから、移動時間やランチタイムが思考タイムに変わった。この本が教えてくれる色んなファクトデータをもとに、ぐるぐるいろいろ考えている。

1800年ごろは世界の8割は極度の貧困状態だったけれど、一貫して減り続けている。結果、極度の貧困状態にある人は過去20年で半分になったそうだ。地球温暖化をはじめ、心配なことはまだまだ沢山あるけれど、人類が前進していることは確かなのだ。

それでも報道メディアもSNSも、悪い出来事をわざわざ探し出して不安な気持ちを煽る。大きな反響を得ることが存在価値なのだから止めようがない。ましてや、ネガティブな情報を探すのが人々の本能的な行動だとしたら、どうしようもない。

こうやって書いていて気づいた。心が弱っている時って、ポジティブになるのはしんどい。ネガティブな思いに閉じこもっているほうがむしろ楽だったりする。つまり、ネガティブ本能って、自分を守ってくれているのかもしれないな。

だけど、気をつけないといけないなと思うのは、後ろ向きな考えに脳が支配されてしまうと、前向きな考えが浮かばなくなってしまうこと。だからこそ、もうだめだぁと思った時に一番いいのは、やっぱり、お布団かぶって眠っちゃうことだと思う。ぐっすり眠って目覚めれば、いろんなことが、まぁ何とかなるような気がするもんね。

というわけで、ネガティブ本能はうまいこと受け流し、今日も仕事に向かいましょ。らん。




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