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OverAchiever/頑張りすぎ

オーバーアチーバー。言葉のまんまの意味なら、実力以上の成果を出し大きな成功を果たす人。実際には皮肉を込めて使われることが多いらしい。

調べてみると「知能水準より学力水準が高い生徒」とか、「成功したいという(しばしば不健全な)願望のもとに一生懸命働いて成就させる人」という説明もあったりして、どうもネガティブな印象だ。

ついつい無駄に頑張りすぎちゃう私は、実はとても複雑な気持ちになった。勝間さんの「完璧主義の正体は不安と実力主義」という指摘にドキッとしたこととも共通点があるように思う。このごろ仕事をしながら感じる息苦しさにも関係ありそう。

あれこれ考えて腑に落ちた。私にとって必要なのは、どうやら「OverAchiever」ではなく「HighPerformer」を目指すことらしい。

誰だって物事をうまく進めたいけれど、ひたすらにそれを追い求めると、必死のあまり目標達成が目的になってしまう。私はたぶん、その危うさをもっと意識する必要があるんだろう。あらゆることを犠牲にして目標を達成したとしても、失ったものが得られたものより多ければ、何の意味もない。

大切なのは自分の失敗や自分への批判を素直に受け入れること。常に忙しくしていることに充実感を感じるのでなく、一歩下がって全体を見渡し、本当に価値あることや必要なことを見極めること。大切なのはプロセスであり、目標達成はその結果であると理解すること。

ともあれ、私の人生はまだ(たぶん)半分残ってるわけで、実力不足なら、実力をつける努力が先だし、迷いがあるなら、まず立ち止まって周囲を見回してもいいよね。へこたれないぞー。


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