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期待を超えるための努力

「あざとくて何が悪いの?」と、不敵にほほ笑むオンナ田中みな実。テレビで見る田中みな実さんは、どう控えめに言っても、私はちょっと苦手なタイプだ。だけど、NHK プロフェッショナル「仕事の流儀」に登場した彼女は、私とおんなじ。いやもちろん年も違うし何もかも違うんだけど、つまりとても共感した。

優雅に泳いでいるように見えても、水面下で必死に足を動かしている白鳥のように、どんなに苦しくても必死なところは客に見せない。弱音を吐いてみせることはあっても、それは一瞬だけ。自分が果たすべき役割を演じ切ることに徹するからこそ、プロフェッショナルなんだなと思う。

どんなことでも、期待値を超えなければならない、とひとたび思ってしまうと辛い。結果として自分には超えられなかった、と知った瞬間に感じる失望。恐怖に近いとすら思う。みな実さんは、流動的な商品としての自分の存在を、常に期待値以上の価値でマーケットに提供しようとしているのだから、すごいプレッシャーだろう。

仕事でも人生でも、思い通りにならないことはたくさんある。でも、勝間さんが言うように、その状況を俯瞰的に客観視するメタ認知能力があれば、解決のヒントが見つけやすい。

ネガティヴ条件や危機的状況は、時に飛躍へのきっかけにもなる。だから、乗り切る前に気持が折れてしまわないように、自分の感情すらメタ認知することが必要だなあと思う。


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