艶とは何か、色気とは何か、なりたいのはどんな自分なのか
漸く仕事に慣れてきた新入社員時代の或る日、ある先輩と偶然一緒のタイミングで更衣室に居た時、「ちょっとお茶でもどう?」と、その先輩に誘われた。
少し離れた場所で仕事のやり方を見守ってくれていた先輩だ。小さくて細くて、お洒落で物静かで、飾り気がなくておっとりしていて、所謂「(小さな)大人の女性」という感じの方だった。
業務の内容からも私とはあまり接点はなく、その時以降お茶に行く事もなかった為、恐らくこのお茶はその先輩の気紛れだったのだろうと思う。
何年か経った今でも印象に残ってい