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酷白 be reborn 壱】

わたしが2歳の時に亡くなった弟の供養。
7月に母と訪れた山間のお寺で
5歳から22歳まで祈り続けた。

生まれ変わったら
─優しくて綺麗な男の子に─
─幸せになりますように─
わたしの祈りが叶ってから幾歳月が経っていた。

「先生、うちの息子と結婚はどうですか?」

半分冗談交じりの言葉。

「仕事と結婚していますので」

いつもの台詞でやり過ごす。

─男の人は気持ち悪い─
若い男の人は怖い。

─わたし自身が気持ち悪い─
私は忌むべき人。

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