#30 LINEのトークがキモいらしい
少人数のコミュニケーションが苦手な自分に
とってLINEは倒したくても倒せない難敵である。
自分の欠点として多くの人に言われるのが
「LINEを全く見てくれない」
なのだ。
ただの言い訳にはなってしまうが、
LINEが苦手な理由を全力で伝えたいと思う。
自分がLINEを友人に送り出したのは、
小学校の卒業式の日。
あの時は友人と繋がれることに喜びを感じていたし、朝から晩まで沢山やり取りをしていた。
今思い返せば、あれほど勿体無い時間を過ごしてしまったことを深く深く反省している。
喜びに満ち溢れていた日々から地獄に突き落とされたのは中学校に入ってから。
インターネット上のコミュニケーションの難しい所は表情や声色が伝わらないため、本来と違った意味で文字を捉えられてしまいトラブルが起きることだろう。
自分は生活の中で頻繁に冗談を言うタイプの人間なので、そのノリをLINEに持っていくと酷く痛い目を見ることになかなか気がつくことが出来なかった。
特にその人と行く気はないが、話の流れで
クラスメイトの女子に
「ご飯でも行く？」
「大丈夫？なんか出来ることある？」
なんて送った翌日には
その部分がスクリーンショットで拡散され
色々な所で気持ち悪い人だと言われたり、
周りの女性陣の目が冷たくなったり。
中1,2の頃はやたらとクラスメイトや友達に送ったはずの自分のLINEのトークが流出していて本当に困った。
(確かに、気持ち悪いんだわ。内容が。
絵文字とか頻繁に使ってたし、文字でも分かるくらいテンションが高いし。変にカッコつけちゃうし。返信スピードは異次元の速さだし。
やましいことは一切送っていない。)
自分がいけないんだなと思うようになり、
少しずつ意識して返信するようにした。
具体的には文字数を減らしたり、絵文字を使わなかったり。返信の回数も減らすようにした。
その辺りからしっかり大事なことは
直接言葉で伝えないといけないと思うようになったし、安易に冗談は言うものではないと学んだので、良い経験だったと無理やりではあるが言うようにはしている。
流出も嫌だったが、LINEを送った相手が
塾や遊んでいる場所で大勢の人に自分が送ったトークを見せて「こいつキモくね？」と
言いふらされることもあった。
違う中学校に通う小学校の同級生達がLINEのトークを見て、自分がかなり気持ちの悪い人間だったと知り、失望していると言う話を聞いたこともあった。
それ以外にもそこまで関係がない人にも見られるので、その文字だけでこの人は気持ち悪い人だと決めつけられるのは精神的にもかなり辛いものだ。自分の知らない所で言われているのもやっぱり嫌だよね。
そんなことがとても続いた時期があって、
人が活発的に活動している時間。
友人と遊んでいる可能性のある時間。
他人にLINEを見られる恐れがある時間。
つまり朝、昼や夕方、夜21時くらいまでは
極力LINEを送らないようにしていた。
（ほとんどの時間じゃないか。）
見られたくない内容は送ってはいないけれど
流出よりもこの方が嫌だったから。
特に女子には朝か、夜遅くのどちらか。
キモいと思われて友人に見せ、
それが連鎖してより嫌われる可能性が高いので、その時間以外は本当に用がない限りは送らない。
中学の時にこんなこともあった。
送り主 22時送信→自分 23時送信→送り主22時送信→自分 21時送信→送り主 23時送信
忠実に自分は上に書いた独自のルールに則って
返信をしている。
その送り主はキモいと言って絶対他の人にLINEを流出させるような人だったから。
何回もトークを流出させられた経験がある。
すると送り主は、
「自分の返信スピードと同じ間隔で合わせてきて本当に気持ち悪い」
と周りに言いふらし、またまた周りから見れば自分は気持ち悪い人になる。
もうどうすれば良いんだよ。
昼間に送れば、誰かにLINEを見せるし
夜に送れば、間隔合わせてきたと言われるし。
朝早くに送ったら迷惑だろ？
何でこんなことを考えてモヤモヤしながら生活しなくてはいけないのか。
こんな状態になるなら、必要以上に人と繋がるのはやめておこうかな。
そう思い始めた時、何かがプチっときれ、
返信する気が0になってしまった。
そこから今日までLINEの通知は全てOFF。
LINEも何回か消そうかと思ったが、
流石にマズイなと気がつき踏み止まった。
この歳になって、人間は考え方が違うのだから嫌われるのは当然のことであるということに気がついたので、嫌われても仕方がないと思うようにはなったが、今もなおあの時の恐怖心は無くなっていない。
LINEを送る時は、友人に見せびらかされても良い内容にすることを心がけているし、以前と変わらず活発に遊んでいるであろう昼間などに送ることは極力していない。
こんなことを言った所で返信が遅いということの理由にならないのは分かっている。
(ただ面倒くさいという理由が8割くらい…)
迷惑をかけた皆さん。
改めて申し訳ありませんでした。
以後気をつけるようにはします…。
（絶対に変わらない人の言い方）
少し話が変わるが幼稚園に通っていた時も
他の人とは違った趣味を持っていたり、動き方が変だったり、眼鏡をかけていたり。
女子から毎日のように気持ち悪いと言われ続けてきた。
小中学校でもLINEが原因で（それ以外も勿論ある）気持ち悪いと言われ続けていると
もう自分は本当に気持ち悪い人間であると
思うようになってしまった。
なんなら気持ち悪いは褒め言葉なのではないか
と思っている。
高校に行った時に、気持ち悪いと言われなくなったことが不自然に感じたのも異常なことである。
この文章を書いていることも気持ち悪いんだろうなと正直思ってしまっている。
最近度々出てくるが、自分の自己肯定感の低さ。仕方ないよね。許してくれ。
果たして本当に
自分は気持ち悪い人間なのだろうか。
気持ち悪くないよと言われるのも
言わせてる感じで嫌だしなぁ。
これが定めだと思い、
これからも「気持ち悪い」を背負って
堂々と楽しんで生きていこうじゃあないか。
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