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【エッセイ】僕は、小説を読みたくないが、小説を書きたい

 こんにちは、山本清流です。


 読みたくないが、書きたい僕の心情。

 ちょっと、お聞きください。聞き流しでいいので。


 いまの僕の心の声は、以下のとおり。

 小説って、読むのが大変だから、あまり読みたくない。でも、小説は書きたい。書かなければ、気がおかしくなってしまう。僕の感覚としては、インプット(読書)2割:アウトプット(執筆)8割という感じ。とにかく書きたいという思いが強い。僕は、そういう人です。

 以下、僕について(自己探求として)深掘りしていきます。


 【書きたいのほうが先だった】

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 中学生のころ、評論文の文章で「小説を読んだこともないのに書こうとする人はいない」みたいな文章があって、

 「なんだ、こいつ」と思った記憶があります。


 だって、僕は、文庫本を一冊も読んでないのに書き出していたからです。


 中学生のときです。

 あのときは、1冊の文庫本が途方もなく長そうに思えました。


 一冊も読み切ったことはありませんでした。挑戦したこともないと思います。

 僕は、「読みたい」より「書きたい」が先行していました。


 【なぜ、書きたい気持ちのほうが強かったか】

 映画、漫画、舞台、日常生活に影響されたからだと思います。

 書き出した当初の作品を読み返すと、


 『ライオンキング』のパクリだったり、『ハリーポッター』のパクリだったり、ギリシャ神話のパクリだったり、自分が体験した経験のパクリだったり、『テラフォーマーズ』のパクリだったり……。

 ちょっと読めば、なにに影響されてるのか、すぐわかるレベルでした。


 『ライオンキング』の感動を自分で再現したい、『ハリーポッター』の世界を自分で再現したい、ギリシャ神話を自分なりに構築したい、自分の体験を物語に落とし込みたい、『テラフォーマーズ』のカッコよさを自分でも描きたい……。

 そんな意欲があったのではないか、と思います。


 【それはなぜなのか?】

 持って生まれた気質なのではないか、と思います。


 自分が感じたり考えたりしたことを形にして産み落としたい。

 そんな欲望が産まれたときからあったのではないか。


 【つけたし】

 それに加えて、ちょっと重い話になってしまいますが、

 「いじめの経験の影響」もあったと思います。


 過去の作品を読み返すと、「偽善的な人間」や「自己中心的な人間」というテーマがいくつか出てくるからです。


 いじめがあったのが中学1年生のときで、本格的に書き出したのが中学2年生のときだったので、

 なんらかの関連はありそうです。


 【原動力は、伝えたいメッセージ】

 もともと気質的に、他人の作品をパクりたい人間だとは思うのですが、

 それにくわえ、「伝えたいメッセージ」も持っています。


 それは主に「いじめの経験」によって、

 「人間は他人を犠牲にしてでも自分の欲望を追求する生き物である


 という僕の主観――たぶん、他の人たちの認識とはズレているところを、

 自分の深いところに植え付けられたせいだと思います。


 ときに皮肉を込めたり、ときに痛烈に批判したり、

 ときに感動に訴えたりしながら、


人間って、ひどいこともしますよね」と言いたいのだと思います。


 【まとめ】

 まとめると、

①再現しようとする気質                       ②伝えたいメッセージ

 ここらへんの影響で、小説を書き出しているのでは。

 そのため、「小説を読んだか否か」はあまり関係ないのでしょう。


 【しかし、小説を読むと、上達する】

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 とはいえ、小説は読んだほうがいい、と僕は思います。

 漫画とか映画とかを再現しようとする人ならば、

 

 たぶん、小説を読んでも、自分で再現しようとするはずです。


【大変だけど、少しずつ読む】

 僕は、一応、「小説を読まねば」と思っております。

 すごい力を持った小説といくつも出会ったので、


 小説から得られるものの大きさに気づいたからです。


 それは単にアイディアとかではなくて、

 微妙な感情の再現だったり、アンビバレントな状態を生々しく突き詰められたり、たった一言で作品世界を大逆転させる魔法だったり、いつまでも続いてほしいと思わせてくれる場面設定だったり……。


 そういうのを体感していると、そのぶん、真似したくなるのです。

 それがまた、小説を書こうとする原動力になったりします。


 【小説でどこまでできるのか(極限を知りたい)】

 少しずつではありますが、小説の可能性を探求してみたいです。


 いままで読んだことのない小説に出会うと、わくわくします。

 まだ読書量が少ないので、これから、たくさん、わくわくできると思うのです。


 わくわくするたびに、再現したくなると思います。


 そんなことを一生続けられたらいいなぁ、と思います。


 【(結論)大変だけど、小説を読んでいきたい】

 今回はこれくらいで。

 結論としては、「大変だけど、小説を読んでいきたい」。


 そんなところです。

 そして、それ以上に、書きつづけていたいと思います。


 以上で。前回のエッセイのPV数がよかったので、またエッセイを書いてみた山本清流でした。ありがとうございました。