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ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 同人誌売上レースを勝手に宣伝するよ、の巻

久しぶりに「ひらめき☆マンガ教室」の話。(昨年、聴講生だったこともあり、今年も課題の感想などを書いてます)

ほんとに季節がめぐるのは早い。今年も「ひらめき☆マンガ教室」では、バトル・ロワイヤル的なイベントが始まっております。無作為に生徒を3チームに分けれて、同人誌売上の三つ巴バトルを繰り広げるイベントです。今年は完全にオンラインバトル。しかもオルタナティブなのが良い。予約販売BOOTHとゲンロンショップにて。

実は4/6から予約は始まっていて、発送が4/26(月)〜なのです。時間がある休日に「初めて出会うマンガを読む」を加えてみてはいかがでしょうか。連休に読むにはちょっとギリギリかもしれないけど、いろんな人の手にとってもらいたいなと思って、ここで勝手に告知です。ドン!

早い話、上記のリンクから作品を手にとってもらえれば全然OKなのですが。試し読みもできるので!とはいえ、もう少しだけ。ポチッとするのに大きく関与すると思われる3つの観点からレースの予想をしてみます。

【表紙】の強度について


表紙としての構成は「みんな、ふつーに良いのでは…?」という感じです。そもそものカラーが違うので、甲乙つけがたいです。

ただ3点並んだ時の「強度」で言うと、Team-Aが1つ頭が抜けています。眼力・リボンを切るべく鈍く光るハサミ、「欲」「望」「破滅」というキラーワードがすぐにわかるデザイン。反射的にポチりそう。これはまったくの偶然なのですが、3点並んだときにLPのオビの色に似た色が使われているというのは、強みになっているかと(BOOTHの色も似てますね)。

【テーマ】がどう表現されているか


それぞれ「テーマ」を設けているんですよね。Team-Bの『読めば、聴こえる。』は、音が作品でどのように広がるのか、想像力をかき立てられます。それでいて、表紙絵と「読めば、聴こえる」というタイトル一体感があるので散漫になりそうな気配もせず、期待感が高まります。

Team-Cの「ふれたい」は、よく考えるとこの1年のことを思い返すのですが、最初に目に入る表紙の方向性に目がくらみ、勘違いする人がいるかもしれません。

Team-Aの場合は、リードで「破滅か?それとも──」という表現が、逆にブレてる印象を与えてしまいそう。軽く混乱する可能性も。

【試し読み】してみた結果

どの本も試し読みできるのですが、全作品が読めて「ギャップがいい!」ってなるのはTeam-C。これは結構ポイント高いです。表紙の可愛い人が作品にいるのも分かりますし、実際に多様な「ふれたい」を表現しているのだなと、立ち読みした感触があります(いや、わたしは皆さんのこれまでの作品を読んできたので、だけじゃないのは知っていましたが、初見の人がみたらどうか、という観点で)。むしろ、BOOTHでの購入を思うと、「勘違い」も良策なのかもしれません。

そして、これはどのチームにも言えるのですが、第一回目から思うと、総じてみなさんの作品が「マンガ 」になっている雰囲気が伝わってきます。どこにも行けないときに、ひと時でもどこかへ連れて行ってくれる作品が揃っているはず。届く前からもう、期待しています。

【結論】は……!


やばい。わからない。迷ったら、3冊買うのもいいんじゃないかな。予想にならなかった。すみません。ちなみにわたしは全部買っちゃいました。売上集計期間は5/8(土)15時までとのこと。オンラインの方が売上に差が出てくるかと思うので、みんながんばれ。外野も奮って応援しています。

最後に、チームそれぞれ広報も力を入れているので、紹介しますね。

Team-Aは「破滅ちゃん」が降臨していて、サブキャラも出てきてかわいいのだが、とにかく洗脳されそう。


Team-Bは「中の人などいない……!」と言うのかと思いきや、たまに種明かしをしていて、むしろトレンドっぽい。


Team-Cのキャラは「フレッテくん」で、リプライにフレ!をつけて返信してくれるのが抜かりない。


同人イベントで合同誌を作る場合、多くの場合好きなもの同士が企画すると思いますが、付き合いの深さ・作風の好みなどは考慮されません。びっくりするほど、無作為。このシステムは、現実の社会に近いのですが、そんなことは読者には無関係ですよね。ということすら味わえる課題。

実はわたしも去年バトルに参加してまして。残念ながら敗北を喫したのが思い出されます。うぅ。悔いのないように、みなさんがんばれ〜〜。

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