ラブホで「それ」はできるのか問題【シラスで、観た!】
シラスというプラットフォームができて1年。最近、いろんな番組が立ってきておもしろい。
先日、11/3に菅さんの創作講座を、11/4にゲンロン公式突発の古谷さんの名誉回復の番組を観たのですが、妙にリンクしていて、面白かった。(普通なら結びつかない組み合わせですが……)どっちの番組レビューにもならないからここに書きます。
古谷さんの名誉回復の突発は終始いい話だった。しかしながら、本筋と少し離れたところで、菅さんの創作講座の話を思い出しながら聞いていた。「注意深く物語を組み立てること」が本っっ当〜〜に大切だということ。
◆11/3配信「『菅浩江のネコ乱入!』参考資料のご案内と構成の続き」
https://shirasu.io/t/HiroeSuga/c/SugaNeko/p/20211030175200
◆11/4配信「公式突発:古谷経衡襲来! シラス参入! 東浩紀が古谷くんの名誉を回復する突然の雑談イベント(+辻田真佐憲)
https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20211104193956
「それ」がラブホでできるのか。
ネタバレというか、切り取りになってしまうので「それ」への明言は避けたい。なので、視聴している人にしかわからない書きぶりになってしまうのですが、ラブホのくだりは、本当にヤバいと思います。
「それ」を提供する場所は、もしかしたら当時はあったのかもしれない(とわたしはまだ考えている)。ただ、個人的な体験を思い出せば……たしかに「それ」についてラブホでの記憶はなく、むしろ決まってビジホで行われていた。その疑問が20年近く盲点であり続けたのはすごい。わたしたちは分断されている。
では、あの「リアリティ」は幻だったのだろうか? 否。「当時の若者」の「リアリティ」こそ、そこにある。とっくに分断されていることは知っていたはずだ。ちなみに当時のわたしはライブハウスに通い詰め、少しだけ狂っていて、あの舞台のことは知らなかった。今でも知らない人もいるだろう。いくら日本を代表する作品だとしても、日本にいる人すべてが知っているわけではない。
だからこそ……綻びはできるだけないように、いつでもテーマに立ち帰るようにしておかなくてはならない。いずれにしても、物語をつむぐのは大変だよ……
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