2021年に見つけたセカイ系の創痕
先日、電車の中でひたすら胸がざわつく出来事がありました。電車広告に「セカイ系」の痕跡を見つけてしまったのです。「そんな馬鹿な」と思う人はいるかもしれませんが、割と本気です。「セカイ系」という単語は、もはや日常的に使われません。それにもかかわらず、その概念だけ、すっかり日常の風景に溶け込んでいました。いくら時代が変わると言っても、歴史と地続きの社会を生きていることから逃れられない。この感覚を、誰かと共有したくて、この記事を書いています。
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