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ものうる人びと

編集出版・代理店・制作会社・法人広報・生活者として……いろいろな立場で広告に関わってきた著者による、広告にまつわる色々なテキストが集まっています。広告のまわりにいる人が、ふと足を…
広告にまつわる色々な文章が読めるマガジンです。ものを「売る」「得る」ためのフィクションとして広告を…
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2023年5月の記事一覧

「AIに使われてる」事実に気づかないのが一番怖い

先日、勤務先の某打ち合わせで起きたこと。 とある教授が「Chat GPTに聞いてみたのですが」という枕ことばともに、資料を配布した。こちらから事前に送付した提案の是非について、AIに聞いてみたらしい。その原稿内容がびっしり書いてあった。

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広告を作りながら「保守の心」を感じるのは難しい

いわゆる左向きの家で育ったせいもあるだろうが、保守なるものに触れずに生きてきた。不本意ながら、様々な指標を図るテストでは常に「ラジカル」だの「独創的」と言われてしまう。 しかし、わたしは基本は大事だと思っている。「守破離」のための基本は大事にしたい。自分では滅茶苦茶な文章を書くこともあるが、見知らぬ人の指摘をやたらと「着物警察!」とラベリングして、年配者を小馬鹿にする人も苦手だ。 それでも、たぶん保守なるものに触れてこなかった。それは家庭環境だけではなくて、広告業界にいた

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SPにつながらない広報が要らないって言うのは、生産性の話と似ている

「制作会社から事業会社に移って広報をしています」そう言うと、ちょっといい感じに聞こえるらしい。今後、多く見られそうな転職の流れだ。たしかに需要はあるし、ハマったら強い。 ただ、広告業界からの転職を考える際に、抜け落ちていしまいがちな視点がある。